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コーチングの基本

今回は「コーチングの基本」を要約いたします。
私の要約は忙しい人でも5分程度で簡単に読めるようにポイントをギュッとしぼって要約しています。


1、コーチングとはなにか?

コーチングとはこのように書いてあります。

「コーチングは会話を重なることを通して、クライアントが目標達成に必要なスキル知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスである」

ポイントはコミュニケーションです。
しっかりと会話をすることを通してクライアントが目標達成するための行動を促します。

まずコーチングにおいては、「目的と目標」が必要です。

何のためにコーチングをするのか?何のためにコーチングを受けるのか?
例えば、「教育を通じて世の中に貢献したいという人生の目的」をもった高校生がいるとしましょう。
その高校生にとっては大学で教育について学ぶことが
「目的を達成するための目標」となります。

目的と目標は違います。
目標しかない方は意外と多く、何のために目標設定しているのか?目的を明確にしてください。

目的が決まり、目標が定まるとそこに向けてエネルギーを集中させることができます。

2、コーチングの三原則

ここでは、コーチングの三原則についてまとめていきます。

①コーチングの三原則 双方向
双方向で会話が成立しているという事は、言葉のキャッチボールを同じ目線でやっているということです。
例えば、クライアントが先週やるときめたことができなかったとします。

例えば以下のような、コーチとクライアントの会話は双方向になっていません。
クライアント→先週、やると決めたことができませんでした。
コーチ→それはあなたが目標達成するのに必要な事ですよね。
クライアント→その通りです。
コーチ→わかっているのになぜやらないんですか?
上記のパターンはコーチが誘導的になりすぎていて、双方向の対話になっていません。
「クライアントとコーチは、同じ立場で会話できるという事が大事です」
上から下にならないようように、しっかりと相手の発言を受けて自分の言葉投げかける。
「双方向」同じ立場同じ目線で会話できているかチェックしてみてください。

②コーチングの三原則 継続性
継続的にかかわることで目標達成を支援します。
目標達成までに諦めずに、行動達成しクライアントの意欲を高めることが大事です。
「志を高めて基準値を上げる」
クライアントの気持ちを維持させることが大切なコーチの役割です。
ズレが生じている場合は軌道修正してあげてください。
例えば、難関試験に受かる人と言うのは「勉強したくてやっている人が多い」です。
一方受からない人と言うのは「勉強はしたくないが受かる為に勉強をしている人が多い」これはズレです。
「勉強したい」にならないと受からなくて、「勉強しなくてはいけない」というマスト思考だと受からない。このように色々なズレが生じるので、ズレをしっかりと直していくことが重要です。

③コーチングの三原則 個別対応
目標達成までのスピードを加速させるためには、クライアント一人一人個別対応することが大事です。
行動を加速させるためのスイッチというのは人ごとに異なります。
オリンピックメダリストを育成した名コーチの小出監督は、選手の性格に合わせた個別の育成スタイルが有名でした。
幼いことより、秀でた才能がないと思い込んで劣等感と戦っていた「有森裕子さん」には「マラソンこそ、お前を表現するものであり頑張ればみんながみとめてくれるんだ」と励ましてコンディショニング重視の指導をしました。
走ることが好きでありながら大レースで結果を残せない「高橋尚子さん」にはコンプレックスを取り除くために、とにかく褒めてその気にさせてやる気を伸ばしていくという方法をとりました。
このように個別対抗をすることによってコーチングの結果が出やすいです。

3、コーチングの6ステップ

続いて具体的なコーチングの6ステップについて解説したいと思います。
これは実践的な流れになりますのでこれでしっかりとやってみてください
コーチングプロセスと呼ばれるものです

①セットアップ
面接のイメージです。コーチとクライアントとの信頼関係の構築の時間です。コーチングの進め方に関する合意を形成する段階です。
何をテーマにコーチングを受けたいのか?これらをしっかりとヒアリングしてコーチングをスタートするための準備を整えます。
出世したいためにやってるのか?試験に合格したいためにやってるのか?
まずこれをセットアップしましょう。

②目標の明確化
例えば、1年以内に起業したいなど「クライアントがコーチングを通して達成したい目標」を具体化するのがこのフェーズです。
ここでは3つの質問をしてみてください
★このコーチングであなたが達成したい目標はなんですか?
会社で出世して重要なポストについて働きたい。
難関試験に合格したい。など
★なんのためにこの目標を達成したいのか
会社の為、お客様の為、親孝行の為、自分の為?
★目標を達成することで何を手に入れられるか
自信がつく、スキルがつく、社内での人脈ができる、経験値が上がる
★現状の明確化
クライアントが設定した目標に対して、クライアントの現状分析を行うことです。3つの質問をしてみてください
A:目標が達成された状態が100点とすると現状の点数は何点ですか?
B:目標達成の向けてこれまで取り組んできたこと現在取り組んでいること
C:取り組んだ結果、これまでにどんな変化や進展があったか?
この3つの質問をして、クライアントの現状分析をしてみてください。

④ギャップの原因分析
目標が達成できてない、背景や理由について分析を行うことです
こちらも3つの質問をしてみてください
★目標と現状の間にギャップが生じている原因はなんだと思いますか?
★目標を達成するために変えなくてはいけない習慣はなにか?
★目標の達成を妨げているあなた自身の課題はなにか?

⑤行動計画の作成
アクションプランをクライアントと話し合い決定してください。
3つの質問をしてみてください
★今日から始められる、辞められる行動は何か?
★その行動をいつどこで誰に対して実行するのか?
★その行動をさらに効果的にするために工夫できることは何か?

⑥フォローアップ
コーチングプロセスの①~⑤までを繰り返す流れです
目標達成が出来てない、うまくいってない理由をフォローすることが大切です。

4、まとめ


コーチングとは、対話を重ねることを通してクライアントが目標達成に必要なスキルや知識、考え方を備え、行動することを支援するプロセスです

ここで大事なのは、目的と目標をしっかりと明確化すること。

★私の場合の目的
自己成長・経済的自由を手に入れる・人はいくつになっても変われる事を発信していきたい・諦めない中年オヤジを増やし社会を活性化させたい

★私の場合の目標
自己成長の為に、noteで本の要約記事を週に2記事執筆
毎朝4時半起床し6時~7時半まで朝活する
毎週1回、意識の高いメンバーと目標達成に向けてミーティングする
コーチングスキルを学ぶ
毎週2回の筋トレ
毎日60分の英語学習

私の場合はこんな感じです。
ここ2~3ケ月くらいで目標と目的が大きく変わりましたね
また変わるかもしれませんし、変わってもいいと思います。

コーチングの能力は、ビジネスの現場においては大切です。
コーチングをビジネスとしてやるだけでなく、自分の会社でも「人をどうやって育てるか?」「組織をどうやって伸ばすのか?」「部下の目標達成をサポート」などコーチングスキルは有効です。

仕事は一人ではできません。チームで行うものです。
しっかりと人を育てる、目標を達成させるこれらの能力をぜひ磨いていきましょう。


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