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「借金玉さんの現状」本来福祉を受けるべき人が受けないのは社会悪である


借金玉さんの現状について

ADHD、発達障害界隈の中では知らない人はいないであろう借金玉さんが定期的な有料noteの更新ができていない現状は知っているだろうか。なんでも「公私にわたって、あるいは心身ともにひどいことがあまりに起こりすぎた」とnoteに書いているが、こうした書き方から察するに社会的な活動がほとんどできていない荒廃した状況であることがわかる。

https://note.com/syakkindama/n/n09668a6b88d6

私自身は借金玉さんの知り合いでもないし、有名な著書である「発達障害サバイバルガイド」なる本も読んだことすらない。しかし、このことから発達障害ないしは精神障害を抱える人が社会と関わる難しさについて改めて考察し、その結果として当事者たちはどういう行動を取っていけば良いのかについて考察していきたいと思う。

福祉を受けた方が良いレベルの障害者が社会的活動をするとどうなるか

https://note.com/syakkindama/n/nb085e25515b1

上の画像は借金玉さんのnote記事から引用したものだが、なんでも借金玉さんは自殺未遂を何度も起こしているらしい。一般的に見ると自殺未遂を起こすレベルの人というのは、精神疾患を持つ人の中でも重度に分類されるだろう。ではそうした人が無理に社会的活動を送ろうとするとどうなるのかについては借金玉さん自身がその答えを示してくれている。

借金玉さんは現在、有料のnoteマガジンを販売していて、フォロワーの中にはそのnoteを購読している人も多い。しかし、借金玉さん自身の状態が悪い今、その更新は完全ではないが滞っていると言ってもよいだろう。つまり、お金を出して文章を読むのを楽しみにしている読者さんに迷惑をかけていることになる。

もちろんこの私の意見に対しては批判もあるだろう。「借金玉さんのそうした不安定さも飲み込んだ上でお金を払っているんだ!」と読者から言われればそれまでである。しかし、一般的にはお金をもらっている以上、マガジンの更新を続ける、もしくは読者からお金をとって文筆業を続けるのはやめるという2択になるのが自然だ。

必要な福祉を受けないのは悪手である

ここで、最近更新になった借金玉さんの自殺未遂について書いたnote記事についていた読者からのコメントがヒントになるのでここから考えていきたい。

https://note.com/syakkindama/n/nb085e25515b1

このコメントは要するには「障害年金などの福祉を受給して社会的活動から一旦離れた方が良い」という読者からのアドバイスに見える。少なくとも私はそう捉えた。実は私もほぼ同じ意見を持っている人間の1人だ。

本来であれば福祉のお世話にならなければいけないような状態の人が福祉につながらず、無理矢理に社会生活を送ろうとすれば、犯罪行為をしたり、自殺に走ったりして、無駄な社会的コストを消費しかねない

例えば、借金玉さんの件で言えば、借金玉さん自身が何度も自殺未遂をやっていることを書いているが、自殺未遂ともなればそれにかかる医療コストは完全に無駄なわけだ。医療というのは、「元気な状態であれば働いて税金を払って社会に還元できる人」の一時的な病気を治して、再び社会に戻すのが本来の姿だと思う。

しかし、医療を施しても社会に戻れもしないし、余計に社会に迷惑をかけてしまう人にコストを払うほど馬鹿らしいものはない。それならば最初から迷惑をかけない身の振る舞いをして、社会という森の外でおとなしく生活保護なり障害年金なりを受給しながら生きるのが正解なのだ。

必要な福祉を受けない先に待っているのは破滅しかない

生活保護なり障害年金なり、福祉を必要をしている人というのは必ず存在する。そうした人たちに福祉を受けさせないのは悪手でしかない。本人にとっても社会に迷惑をかけているという罪悪感を抱かせてしまうし、社会にとっても余計なコストを払わせてしまうわけで、両者にとっていいことは何一つない。

むしろ必要な福祉を受けない先に待っているのは身の破滅でしかないだろう。たとえば精神障害者であれば薬物依存に陥ったり、統合失調症などの重い障害を抱えている人であれば、京アニ事件のように多数の死者を出すような事件を起こしかねない。

つまり私が何を言いたいのかというと、福祉を必要とするレベルの障害者と健常者が同じ社会という場所で共生するのは無理だということだ。健常者は社会という森の中で暮らし、障害者は社会という森の外で社会からの施しをもらって生きる。それが最適であり、逆にそうでなければ両者が快適に生きる術は他にないだろう。


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