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なぜ素人の私が福祉(主に障害年金や生活保護)のことを発信しているのか

社会のレールからはみ出した過去の自分

私は普段からXなどのSNSで主に障害年金や生活保護などの福祉関連の情報発信をしています。

ではなぜこんなことをしているのかというと、それは過去の自分に向けたメッセージのようなものだと考えてくれたらいいと思います。

過去の自分は大学を卒業した後、就職先が決まっていたにも関わらず、パニック障害の悪化により就職することができませんでした。

それまで同年代の中では上位3%くらいに入るほどのエリート街道を歩んできた自分にとっては、この出来事は屈辱的な体験となりました。

それと同時に、就職せず無職となることで社会のレールから完全に外れ、これから将来どうやって生きていけば良いのかわからなくなりました。

しかし、情報を集めていくに従って、障害年金制度や生活保護制度のことを知り、働かなくても生きていていいんだと思えるようになっていきました。

日本は働けないひとにとても厳しい社会である

日本は働かない人のことを馬鹿にする傾向が非常に強いと思います。全員が全員社会に適応できるはずなんてないにも関わらず、自分の親でさえ、働いていないことを本人の責任だと責めてきます。

しかし、発達障害があったり、精神疾患があったりする人にとっては毎日生きているだけで精一杯なのです。

毎日自殺せずに生きているだけで精一杯の人を無理やり働かせて、誰が得をするのでしょうか。誰も得をしないでしょう。

働けない人は福祉に頼って、社会という森の外でひっそりと暮らす権利があります。無理に社会に適応しようとしなくても良いのです。

しかし、過去の自分はなんとか社会に適応しなければいけないと思っていました。そんな過去の自分に対して、私は「無理をしなくてもいいんだ」と言ってあげたいのです。

過去の私と同じように、今現在苦しんでいる人は大勢いると思います。日本という、一度でも落ちこぼれたら這い上がることが極端に難しい村社会の中で頑張って生きようとしている人がいます。

しかし、そういう人たちにこそ私は伝えたいのです。無理はしなくて良いと。福祉に頼って静かに暮らす方法もあるんだと教えてあげたいのです。

障害があっても自己肯定できる世界

私は障害があっても自己肯定できる世界に日本が近づけばいいなと思っています。特に精神疾患があると日本はとても冷たい目で見られる国ですが、そういう人こそ自信を持って毎日を生きていってほしいです。

社会の中で働いて貢献したり、誰かのためになることなんて別にしなくても良いのです。

犯罪さえ犯さずに毎日を平穏に暮らしていればそれだけで誰かのためになっているということを知ってほしいです。

人間は生きているだけで消費をします。消費をすれば嫌でもお金を使うわけですから、経済を回していることになるのです。

なので、人間は生きているだけで誰かのためになっているということができます。

精神疾患を患っていると、何もできずにすぎる毎日が嫌で、なんのために生きているのかわからない日が来ることがあります。

しかしそんな人でも生きていいと思える社会であってほしいと思っています。そのためには障害年金や生活保護などの福祉の制度は必須であり、制度を活用するには知識を得ることが必要です。

私は障害を持った人が自己肯定して毎日を生きていけるように、福祉制度の活用に関する知識をこれからも普及していきたいと思っています。

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