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心について〜メンタル編〜最終章

メンタル編。最後は準備の量と質について。

文字通り、その目標となる試合にどれだけの熱量を注いで来たか?またその準備が目標達成に効果的だったか?の二つ。

いくら予測(経験値)、体力、技術があっても言わば『ぶっつけ本番』ではちょっとした事でメンタルは侵食される。
もっと言うと準備をしてない人は上記の三つの要素のどこかしらが欠ける事がほとんどだ。

私の引退レースは後輩達のチームとの一騎打ちの戦いになった。彼らは自分達の実力を冷静に判断し、予測と技術では私達(世界選手権優勝メンバー)に劣ると判断。体力と準備の量・質で勝負して来た。やるべき事が明確だった後輩チームは充実したメンタルでレースに臨み、私達のチームに大差で勝った。

チームスポーツは2つに分類されると思っている。『連動型』と『シンクロ型』だ。
連動型はサッカーやラグビーといったプレーが連動してパフォーマンスを行うスポーツ。
シンクロ型は同時進行でパフォーマンスをするスポーツ。例えばボブスレーや綱引き、アーティスティックスイミングなど。
ラフティングはシンクロ型だと私は思っている。
シンクロ型のスポーツはどれだけチーム内の意思疎通が取れているか、が重要。1人強い選手がいてもある程度のパフォーマンスにはなるが世界レベルで戦うのは不可能だと、今のところ思っている。

レースラフティングに限った私の見解だが、
メンタルを構成する要素を四つ記載した。
どれが1番大事?と聞かれたら、
『準備の量・質』と答えるだろう。
今までもチームの戦力的には劣っていても、圧倒的な準備の量・質で勝利を手にして来た事実を見て来た。またその逆も見て来た。

以上、心についての私の見解を述べて来た。
読書の皆様のお役に立てるならこれ以上の喜びは無い。

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