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【今日の本】Day189
フォーカシング


著者:ユージン・T・ジェンドリン
出版社:福村出版  1981年

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1、なぜ、フォーカシングが必要なのか


・変革の時代、変化に晒されているため、どうしたらいいかわからない


・さまざまな社会的形式の崩壊、陳腐な役割と感情に縛られている 文化の移行期である

・創造性の必要性


・私たちは頭や言葉で考えすぎる、それは断片的である、内面を表現できていない

・不明確な感情を理解し、生きるために必要な新しい形式を発明する方法が必要

・内的な経験を分かち合える人がいない


2、フォーカシングとは

フォーカシングとは・・

体では感じていてもまだ言葉になっていない不明確な感情を理解し、その感情を開いてく鍵。内側に潜んでいる個人の創造性を引き出す技法


・フェルトセンスを掴む(からだの内部でのある特別な気づきに触れていく過程で、この気づきのこと)


・情動ではない


・全体の漠然とした感じ


・頭の中の経験ではなく、からだの経験(曖昧・不明瞭)


・分析はしない

・普通の感情や情動と最も深層の無内容の瞑想との中間に起こる


・ある問題について言葉になっていない身体的不快感に注意を向ける

・心理療法リサーチによる方法


・内的アプローチである

・脳や身体は私たちに利用できるよりはるかのことを多く知っている

3、ベネフィットは?


・精神的かつ運動感覚的で、埋もれた知恵を呼び起こすことができる


・知恵の解放ができる

・内面に注意を向けて、深まった賢明な自己から(からだ)から情報を引き出すことができる

・フォーカシングとリスニングを通して内的な経験を私たち自身に開く


・自分の人生がどこで行き詰まり、窮屈になり、閉じ込められ、低調になっているかを見つけることができる

・変化をもたらす


・体が自らの道を発見し、問題の多くにそれ自身で、答えを見つけてくることに気づく


行き詰まった状態が取り除かれる

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【フォーカシング手順】6つの段階


1、空間を作る
気になってることは?
部屋の掃除にも似た感じ
気がかりなことの全部を片隅に寄せて、一息つき、しばらく休憩するような場を作る
自分を困らせていることから自分の身を離す

2、フェストセンス
何が最悪の気持ちにさせるか
問題の全体を感じる

3、取っ手(ハンドル)
全体の核心から出てくる特質を特定
言葉を押し付けない
重い、きつい、のりのような、おびえている、ぶるぶるする
はっきりしないフェルトセンスの質を捉えるのに役立つ

4、共鳴させる
取っ手とフェルトセンスを共鳴させる
完全にピッタリさせる

5、尋ねる
フェルトセンスに尋ねる(どうなのか)
質問して待つ(自由回答形式であることがとても重要)
出てくるものを受け取る
押し付けは窒息させるのでNG

6、受け取る
からだが話しかけてくるものを受け取る


4、気になったフレーズ


・穏やかになるという動きを求める中で、自分の身体への信頼が役立つ
・からだを自然な、完全な状態に戻す
・全ての悪感情は、正しさに向かって動ける空間を与えれば、もっと正しいありかたの方にいくための潜在エネルギーになる
・いつも言葉が中間にあると、明らかに何もシフトしないか


5、気づき


・私たちの変化を妨げているのは、「思考」「言葉」
・フォーカシングは、全体感=そのままの自分に戻るスキル
・私たちは自分の思考の奴隷になっている可能性がある
・体の知性を信頼すること
・フォーカシングは、自分を救う技術

まさに今、必要とされるスキル!


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