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【本について】Day196
タイトル:ドラッカーと会計の話をしよう

著者:林あつむ
出版社:KADOKAWA

読書記録:Day196

・どうして経営がうまくいかなくなるのか


・原価計算が古い。1920年代のもの。
 私たちは、見えているもので判断しすぎている。
・利益主義だから会社は潰れる。
・会計知識だけあっても、正しい経営判断はできない。

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・経営と会計において大事なこと

ストーリーは、銀座にあるレストランの経営者がファーストクラスで出会った富豪、西園寺と交わす 「経営と会計の本質」の話。

・キャッシュフローこそ儲けである
・紙の上の数字だけで判断し、経営してはいけない
・経営者の使命は正しく判断し、会社を潰さないこと


・着眼点

・「利益」と「儲け」は違う
・売上ー費用=利益(≠儲け)  ※利益はいい加減である
・利益を強調すると、会社の存続は危うくなる
・期間利益は、信頼するには危うい存在
・事業年度という暴君(事業年度で区切るから、視野が狭くなる)


・経営を見直す重要な質問


・商品を増やしすぎていないか?
・商品のライフサイクルを意識しているか?
・コストがかかる活動は、価値を生み出しているか?
・プロフィットセンターはどこにある?

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・響いたメッセージ


・「アリとキリギリス」のように、儲かっているときにしっかり貯めるんだよ

・ドラッカーもバフェットも利益なんて重視していない

・大切なのは、稼いだ現金であって、期間利益ではない

・新たな価値だけが、新たなキャッシュフローをうむ

過去の収益性ではなく、継続企業としての利益創出力

・コストの90%は無駄に使われる

・資源と活動のほとんどは、業績にほとんど貢献しない90%の作業に使われている

・売り上げと同じようにコストについても「10対90の法則」が支配している

 ・帳簿上の数字合わせだけで、会社の経営はできない

・コストは利益を生むように使わなくてはいけない

・投資もコストも同じ支出

・短期の利益を捻出するために支出を削減することは、将来のキャッシュフローを放棄することにほかならない


・削減すべきは、90%のコストを生じさせる活動でなくてはならない


・業績をあげている活動にも、浪費的な活動にも、同じように資金が使われている

・ムダは、会計数値にはいっさい現れない


・ビジネスは、プロセス全体でみること


・コストを負担するのは顧客である


・コストの発生を管理するだけでは、全ての無駄を排除することはできない


・将来は誰にもわからない。でも切り拓くことはできる


・お金を稼ぐことは、人生の目的ではない。前提なんだ


【アクション】


本当の無駄がどこにあるのか?
コストと価値を生んでいる作業、活動をチェックして再配分する

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