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【今日の本✈︎】


考える力の育て方
飛田基 著 ダイヤモンド社 2017年

考える力が子供の人生を切り拓く!

昔ながらの知識ややり方を覚え込むだけでは通用しないことが増えてきている現代に、学校では教わらなかった様々な問題に対処する力が求められる。

目の前に現れる様々は障害に対して、自分の頭で考え、答えを出し、行動していく力がなければ、夢や目標は達成できない。

本書で紹介されているツールを活用することで、 

✔︎対立した状況から、創造的な解決策を生み出せるようになる
✔︎ものごとを論理的に考え、説明できるようになる
✔︎夢や目標を達成するための障害に対処できるようになる

❶[3セレクト]


①なぜ、子供は納得できないのか?


親は指示・命令をする

子供は必ずしも納得しない

子供は行動を起こさない

親はイライラする

親や周囲の大人たちが指示・命令したり、答えを教えてしまったりすると、子供自身の納得感が生み出されないことが多いもの。大人でも、会社で納得できないことを指示・命令されたら、張り切って取り組もうという気持ちにはなれないだろう。

②子供の納得感とやる気を高める対話法


1、子供の「困りごと」を話題にする
2、発言そのままを受け止める
3、ふせんに発言をそのまま書き、貼り、残す
4、穏やかな気持ちで、言葉が出てくるのを待つ
5、「困りごと」を活用して「理想の状態」を言葉にする

③なぜ、何度言ってもわからないのか?


一度伝えても、伝わらない。2度も3度も伝えざるを得ない。それでも子供の行動は一向に変わらない。しまいには、「何度言ったらわかるんだ!」と怒りが爆発!たった一度で心の奥底までメッセージを届ける秘訣がわかれば、思わず怒鳴ることは無くなる。
子供たちは、「やるな:と言われたことをやるとどうなるのか、その危険を実際に体験したことがないからわからない。大人が伝えたと思っても、その内容をはるかに低い程度でしか理解できない。子供にも十分に、考える力、ルールを理解する力、自分の行動を判断できる力はある。信頼することが大事。子供が理解できる思考ツールを用いることで、自ら考え行動できるようになる。

❷[エピソード]
「お金は無くなることがあっても、知識はなくならない」イスラエルには、こんな考え方が浸透している。
イスラエルは国土が狭く、天然資源も豊富でない。また、歴史的に紛争の多い国でもあるので、いくら富を蓄えても、ある日突然なくなってしまうことがある。そんな国情もあり、教育が盛ん。イスラエル生まれの物理学者エリヤフ・ゴールドラット博士が、「世の中の人に考えることを教えたい」と願い、生涯かけて取り組んできたのが教育だった。子供たちに「考えること」を教えるツールとして、自身の思考プロセスを5歳児でも使えるようなシンプルな形にまとめたものが本書で紹介されている3つの思考ツール。

③今日からのアクション


日常の中の小さな対立から3つのツールを使って解決してみる


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