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【エッセイ】コロナで変わる5) 阿弥陀様の追っかけが坐禅を始める!

 「コロナ禍でレジリエントに変わる!」と大見え切った私が本当に変わったのか検証するシリーズの5回目。浄土系の仏像が大好きで、阿弥陀如来様を追っかけていた私が、坐禅に目覚めたという話である。Zoomだけど!

5) オンラインで仏教プラクティス

 仏教の修行というほどでもないが、生活習慣になりつつ行動を始めた。修行というには申し訳ないので、プラクティスと自分では呼んでいる。
 まずは、Zoom坐禅会。前から訪ねたいと思いつつ、少し遠いので行けずにいた横須賀の独園寺のご住職が、パンデミックを受けていち早くZoom坐禅会を開いてくださったのだ。毎週土曜日の夜に開催され、私は初回から参加させていただいた。
 コロナ禍だの、ニューノーマルだの、今までとは違う状況の中で私たちは生きている。それはそれでとても疲れることだ。やりたいこと、やれていないことが多すぎて、気持ちばかりが焦る
 そんななか、先生のご指導のもと、姿勢を正して呼吸を整えることにより、自らを今この時につなぎとめることができる。英語ではanchoringというそうだ。航海の途中で錨を留めて停泊する船のような私でも、坐って深い呼吸を続けることで、大波さえもさざ波のように感じられる。そう教えていただいた。
 この坐禅会はバイリンガルで、海外からの参加者も多い。とてもよい出会いと学びをいただいている。生き延びることができたら、必ず住職にお会いしにいく!

 もう一つ、都内の浄土宗のお寺様が毎朝、法要をライブ配信してくださっている。一度お会いしたことがあるが、博識で話上手な方だった。私は浄土宗開祖法然上人を尊敬している。毎朝、法然上人の一枚起請文を拝聴できるのはありがたい。

※私が参加しているZoom坐禅会がJapan Times(by Joan Bailey, June 27th, 2020)に掲載された。(冒頭の写真はこの記事より)
Zen on Zoom: Community meditation moves online
Regular practice fosters relaxation and even emotional resilience



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