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インドネシア在住一家、みんなでコロナ感染

夫の地元で行われた親戚の結婚式が終わり、ジャカルタと我が家があるデポックに住んでいる親戚があいのりするレンタカーで帰ってきました。3月14日出東ジャワ州ポノロゴ発、15日西ジャワ州デポック着。

ほっと一息と思いきや、帰宅早々に発覚したのが「新型コロナウイルス家族感染」・・。

田舎の結婚式が不安だということはnoteでもTwitterでも家でも再三言ってきましたが、ついに来たかという感じです。

結婚式の準備から当日についての記事はこちら↓にまとまっています。

簡単に言うと、屋外ではありますが、ノーマスクでかなり密。検温すらしていない状況でした。

結婚式前から現場にいることが多く、人との接触も多めだった夫がまずウイルスをもらい、そこから家族感染したのではないかと、私は思っています。

夫(50歳、腎臓病持ち、シノバック2回接種)の場合

3月14日

ポノロゴにいた時から、うっすら調子が悪かったという夫。昼過ぎに中央ジャワ州ソロの親戚宅に寄った時にはぐったりでした。ただ、夫は持病がありもともと体の調子が悪いことが多いので、お互い「いつものかな」「さっき食べたものが辛すぎたのかな」くらいに思っていました。

深夜、高速道路のサービスエリアに寄った時にも風邪っぽさは訴えていましたが、普通にご飯を食べて出発。車内は満員で、私は息子を抱っこ。夫は膝を娘の枕代わりにされながらの帰路でした。

3月15日

15日早朝、帰宅後すぐに夫がダウン。熱を測ると38.1度あり、平熱高めとはいえつらそうでした。コロナを疑い、完全にとはいかないものの、自宅内隔離。症状は主に、頭痛とだるさでした。

(旅行から帰ってすぐ夫に寝込まれてしまった妻がいかに大変だったか、想像していただけますと幸いに存じます。)

3月16日

クリニックに行ってPCR検査を受け、その場で陽性の結果を受け取って帰宅。熱は下がってきたものの、まだ寝ていた方が楽という感じ。

3月17日

熱は下がりました。ただ、喉の痛みが継続中。食べ物も、さっぱりしたものをほしがりました。主食はおかゆ。おかずは卵入りの野菜スープ。

夜になって咳が増えて、少しつらそうでした。

3月18日

ちょっと調子がいいと思ったのか、朝から洗濯機につないであるホースか何かの修繕作業。その後、「くらくらする」と言って寝込みましたが、午後には快復。

3月19日

発症6日目。咳は残るものの、ほぼ普段通り。

これで快方へ向かうかと思いきや、3月29日現在、つまり、発症から2週間以上経っても、まだ咳をしています。

3日前には「喉がつかえる感じがして食べるのがつらい」「胸が熱い」と言い病院へ行きましたが、主治医によると、「コロナの影響がなくなっていないだけ」なのだそう。咳止めを処方されてきました。

私としては、コロナそのものではなく、コロナの影響で持病が悪化している可能性を考えたので不安でしたが、そういうことも今のところはないよう。

妻(35歳、ファイザー2回接種)の場合

私は3月15日頃から、若干、本当に若干、のどの痛みやだるさを感じていました。とはいえ、風邪だと言われれば「まあそうかな」くらいのもの。3月17日のPCR検査も陰性でした。

それでも3月19日~20日頃には頭痛がすることがあり、手持ちの頭痛薬を1回服用。その後、だるさや頭痛は落ち着いたものの、今度は時々咳が出るようになりました。

3月29日現在、日常生活に支障はありませんが、時々咳が出ますし、喉の調子が悪く、しゃべりにくいと感じることがあります。

娘(4歳9か月)の場合

3月16日

パパがコロナになった!

そう聞いてショックを受けた娘が、「パパと遊びたい・・」「なんでコロナなの・・」とグズり始めました。

そんなにショックなのか・・?

と、思っていたら!

珍しく昼寝をして、夕方4時頃に目が覚めたあたりからだんだん元気がなくなり、6時過ぎに発熱を確認。

確認と言っても熱は測らせてくれなかったので、正確にはわかりません。でもかなり熱いし、聞けば「頭が痛い」とのこと。

あらら・・

夜は、時々エンエン・ギャンギャン泣きながらもいつも通り寝られました。寝ている間に「うーん・・」「ママぁ」と小さな声で唸ったりしますが、朝まで起きず。

ちなみに、急いで冷えピタを買いましたが、ちょっと貼って剥がしちゃいました。お気に召さなかったようです。

3月17日

まだぐったりしている娘が二度寝したすきに体温を計ってみました。

結果は38.5℃!

やはりか・・。

夫が町の診療所に問い合わせたところ「未検査の人は検査します」とのことだったので、行かないと駄々をこねる娘を引きずって出かけました。

まずは私がチェック。次に私に抱かれた息子(9か月)。

それから・・

「いやだ!チェックなんかしない!」

どんなに説得しても、綿棒を鼻に突っ込まれても泣かなかった弟の顔を見せても、ガンとして譲らない娘。4歳にもなると力で押さえつけるのも無理で、診療所の人も「あ、じゃあもういいです。10日間、自宅隔離で・・」とお手上げ。ただし高熱なので、薬だけもらって帰ることになりました。

すると今度は、

「やだ!お出かけする!お散歩もするううう!
ぎゃゃゃゃゃゃ!薬いらない!パパだけ!娘ちゃん飲まない!絶対飲まないいいいいい!がぁぁぁぁぁぁ!!!!」

と号泣しながら、診療所前の地べたにしゃがみこみ、バイクが来ても動かず。

熱が出たのはかわいそう。大人の都合で田舎に連れて行かれてやっと帰ってきたのに、楽しみにしていた幼稚園にも行けなくて、どんなにつらいだろう。

そう思いやってあげたい気持ちもあることにはあるのですが、それにしても「熱出たから検査して薬もらおうってだけなんだけど・・謎・・。」と思ってしまう未熟な母です。すみません。

とにかく、その後もほとんど寝て過ごした娘。夕方には熱も37.5℃まで下がり、喉が痛くて食欲が湧かないという以外はまあまあ快復してきたのでした。

薬を飲ませなきゃいけない事態にならなくてよかった・・。(絶対飲まないもん。)

夜寝る前には「明日は幼稚園行く!娘ちゃん病気じゃないもん!元気だもん!」と30分に渡ってギャンギャン。寝る前にご機嫌ナナメになるのは恒例ですが、いやはや・・。
(「病気の時くらい静かにできないものか」と思うのは不謹慎でしょうか。)

3月18日

ということで、これでもかというほど寝て、起きたらケロッとしている4歳児。昨夜ごねたことなど覚えていないのでしょう。

時々喉の痛みを訴え、食べられるものとそうでないものがはっきり分かれるものの、熱は平熱まで下がり、至って元気な様子です。

でも陽性の疑いがあるし、少なくとも間違いなく濃厚接触者だし、あと7日も自宅隔離なんて・・。母は頭を抱えるのでした。

3月19日

発症4日目。元気です。自分が病気(だった)ということを嫌い、「元気になったね」「熱下がってよかったね」という声掛けには声を荒げて反発します。

あんまり元気だしギャーギャー言うので、検査で陰性だった息子の近くにいられるのは怖いなぁと思うものの、元気な4歳を隔離することも黙らせることもできず、モヤモヤしながらワンオペ+看護が続きます。

夕方には、お友達が遊びに来ました。娘は本当は遊びたかったようですが、私が出ていって「田舎から帰ったばかりだから隔離中なの、ごめんね」とお断り。またギャンギャン泣くかなと思ったら、今度は黙ってしょんぼりしてるだけ。ちょっと逆にかわいそうになりました。

その後症状がぶり返すこともなく、無事に幼稚園に復帰しています。

息子(0歳9か月)の場合

今回、息子に何も起こらなかったのは不幸中の幸いでした。PCR検査も陰性。症状は全くなし。熱もなければ、不機嫌になるということもなく、至って元気でした。

「みんなでコロナ感染」と言いましたが、もしかすると息子だけは本当に陰性なのかなと思っています。ずーっとだっこでゼロ・ディスタンスなのに、不思議なものですね。


ばいばいコロナ、もう来ないでくれ

夫が熱を出した時には背筋が凍りましたが、全員が自宅療養で済む程度の軽い症状で、ほっとしています。

検査では私と息子が陰性だったものの、私自身に軽い症状があったため、「全員陽性」と見なしていました。

したがって、家庭内での感染対策にはあまり気合いを入れすぎず、それよりも、夫の手を借りられない私の負担を軽減することに重きを置きました。使い捨ての皿やコップを使ったり、カップ麺を買ったりしたのも、感染対策半分、私が楽したい気持ち半分。

2週間経ち、やっと日常が戻ってきつつありますが、まだ夫婦で咳をしています。早く完治しないかな。


ばいばいコロナ、もう来ないでくれたまえ。

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