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インドネシアの小さな我が家が、2階建てになる②マンション探し

マンション探し開始

自宅リフォームのため、仮住まいを探すことになった我が家。転居予定の2ヶ月ほど前から、マンション探しが始まりました。

ターゲットは、自宅のあるデポック市内のマンション(インドネシアでは「アパルトメン」と言います)。少し足を延ばせば新しくて安いマンションもあるようですが、娘が幼稚園に通えるように、自宅や幼稚園から3km圏内のエリアに的を絞ります。

日本なら、ネットやチラシで情報を探して、良さそうなのがあれば管理者に問い合わせという流れになると思うのですが、こちらの賃貸探しはちょっと面倒。
(なおここでは私がデポック市で部屋探しをした模様をお届けしています。駐在員さんが住むマンションや別の地域のマンションとは状況が違うと思います。)

まず、マンションのマーケティングオフィスはあるものの、公式ウェブサイトなどで家賃を公表していません。公式問い合わせ先があるマンションなら問い合わせて料金表をもらうこともできるのですが、今回4つのマンションを検討して、その方法が使えたのは1つだけでした。

インターネット上に公式(マーケティングオフィス)の連絡先が載ってない!少なくとも、マンション名で検索しても出てこない!

じゃあどうやって部屋を探すのか。

一つは、アポなしで行って、マーケティングオフィスを探し、現地で1から情報収集をする方法。

もう一つは、Google Mapで表示された連絡先に手当たり次第電話してみる方法。部屋を購入した個人や法人が出てくるので、個別にやり取りします。

他には、実際に行って、各部屋のドアや窓に貼ってある「貸出中、電話番号 : 」という張り紙を頼りに電話するとか・・こういう貸し出し方、日本なら多分、闇営業扱いですよね。インドネシアの法律は知りませんが…

住宅情報サイトはあり、一応参照しましたが、あとで全然参考にならないことが判明しました。ただ、部屋の広さとどれくらいの価格帯なのかはわかるので、無駄とは言いません。

我が家はまず住宅情報サイトを見て、広さ(20〜25平米)、家賃250万ルピア(2万円くらい)がこのエリアの相場と判断しました。

なお、新しい高級志向のマンションだと、同じ広さで400万ルピアくらいです。

予算オーバーと知りながら、お高いマンションも、一応見に行ったんですよ。

それがこちら・・。

このあと登場する安い部屋と比べてみてください。狭いけれど、やっぱりきれいで、内装も洗練された感じでした。エアコン完備のロビーもあるし。

マンションに行ってみた

高級マンションはさておき、私達が目星をつけたのは、このエリアで一番安そうなマンション。実際に、アポなしで行ってみました。

駐車場手前にいた警備員さんたちに事情を話すと、「〇〇さんに電話してごらん」「安い部屋あるよ」と2件の連絡先をゲット。

一件は個人で、25平米150万ルピア。部屋を見せてもらいましたが、いやぁ・・壊れてるわ汚いわ、いくら前の住民が退去したばかりで掃除していないとはいえ!という惨状で、満場一致の却下。

もう一件も個人かと思ったのですが、こちらはマーケティングオフィスの方で、プライスリストももらえました。ネット情報から250万だと思っていた家賃、実はマーケティングオフィス経由でも150万くらいからになっている模様です。

どれも個人がマーケティングオフィスと提携して貸している部屋で、家具家電の有無や配置はバラバラ。

(↑この部屋はきれいで可愛らしくしてありました。ベッドとマットレスの大きさが合ってないけど・・↑)

3回足を運び、6部屋か7部屋見せてもらって、無事、最後の部屋に決定。

やや広い(他と同じクラスの部屋ですが・・建物が違うとサイズも違うのかもしれません)ことと、冷蔵庫やテレビがあること、ロビーから直結の位置であることが決め手。ロビーって、建物同士を繋ぐ外廊下にテーブルと椅子が置いてあるだけなんですけど。

家賃は最安値から少し上がって月170万ルピア。サービスチャージと駐車場代を入れると、230万ルピアほど(1万8千円くらい)です。

(↑冷蔵庫、小さなクローゼット、テレビあり。このサイズの部屋でここまで揃っているのは珍しい!↑)

(↑キッチンはコンロこそないものの、お鍋や食器類まで置いてあります。吊戸棚もこの部屋のオーナーが設置したもの。↑)

実はちょっと揉めました

途中、最初に見せてもらっていた25平米ほどの部屋があまりにも狭くて、私は自信をなくしていました。

家族4人だし、私は在宅ワークだし、息子はハイハイしてるし・・よく考えたらこんなのじゃ無理だよ!と気づいたのです(遅い?)。

だってそうでしょう。もし日本だったら、25平米の1Kなんて部屋はきっと単身用で、ファミリーは入居不可だったりするはず!うん。絶対におかしい!

それで40平米の部屋も見せてもらいました。

(↑ダイニングキッチンと寝室。やっぱりこっちでしょ?ねえねえ?↑)

でも、25平米に比べて家賃が倍になることがネックで断念。

その後紹介されたのが、170万ルピアの部屋でした。夫に、「まず1か月住んでみて、無理だと思ったら広い方に移ろう」と説得され、私も了承。

私は、狭い部屋に4人集まり、娘が騒ぎ、息子が泣き、夫がイライラ・・という状況になるのか心配だったんです。

夫にもそう言いましたが、「子どもは俺が連れて歩くから大丈夫」という自信満々な発言を繰り返すばかり。普段の彼を見ている妻からしてみると、「いつもできてないのに本当かよ」という気持ちでいっぱいなのですが。
(夫の名誉のために補足しますと、彼が無能だということではありません。やる気も足りないけど、加えて持病があり、丸一日、子ども2人をいっぺんに面倒見続けるほどの体力が無いんです。体調が悪いことも多いし・・。)

敷地内に小さな庭もあるし、プールもあるし、自宅よりは夫が子どもたちを連れて歩きやすい環境ではあります。

が、本当にやってくれるのだろうか。

このnoteを書いているのは、引っ越しから5日後。さて、これからどうなるでしょうか。

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