ケーキを食べれば5歳になると信じていた娘が、ついに本当の誕生日を迎える
誕生日が「遅い」のが嫌だった娘
今年に入ったあたりから、みんなの誕生日を気にし始めた娘4歳。
母が3月、父が4月、弟が5月で自分は6月なので、娘は「自分の誕生日が一番遅い」と思っていました。
もちろん1月から数えたら一番遅いというだけで、誕生日に早いも遅いもないのですが、本人としては気に入らなかったようです。
そんな中、事件が起きたのは3月の始めでした。
ひと足早い誕生日祝い
ある週末、同じ幼稚園のお友達の誕生日パーティーに呼ばれました。
(ケンタッキーフライドチキンの店舗で行われた誕生日会↑)
「パーティーに行くなら何かプレゼントを用意しないといけないね」と、一緒にクッキーを買いに行くことに。
でも、いざ買い物という時になって、「なんで娘ちゃんよりもKちゃんの誕生日の方が早いの?娘ちゃんの誕生日が早い方がいい!」と駄々をこねはじめたのです。
「誕生日に早いも遅いもない」と何度も言い聞かせたのですが、全然納得してくれません。
しょうがないので、
「それじゃあKちゃんのお誕生日会より先に娘ちゃんのお誕生日会をしよう。でももう本当の誕生日にはお祝いしないよ、だって誕生日は1年に1回だから。」
そう約束してKちゃんへのプレゼントにするクッキーと一緒に、チョコレートケーキを一切れ買いました。数字の「5」のろうそくも。
(白い方は私の分です↑)
家に帰ってケーキにろうそくを立て火をつけて、歌を歌って火を消し、ケーキを食べて、「はい!これで5歳になりました!おめでとう!」。
本当にこんなのでいいのかと思ったのですが、本人としては納得の様子。「もう娘ちゃんは5歳になった!Kちゃんよりも誕生日が早く来た!」そう言って喜んでいたので、それはそれでいいかなと思いました。
本当に5歳になったと思ってた!
その日から、娘はもう気持ちの上では5歳でした。間違って「4歳」と言うと怒りますし、「もう5歳のお姉ちゃんだからね」というのが、私と娘の間で定番の文句となっていました。
とはいえ私は、娘は「わがままを言って誕生日パーティーをしてもらった手前、もう1回誕生日をしたい!まだ4歳だから!と言い出せない」のだと思っていました。
でも、そうではありませんでした。
5月のある日。
「娘ちゃん・・4歳になりたい・・5歳にならなければよかった・・。」
娘は意地を張っているわけではなく、「本当にもう5歳になったと思っていた」のです!
そこで、話してみると、やはり。
「ろうそくの火を消し、ケーキを食べたら、誕生日なのだ」と思い込んでいたのだそうです。
そういえば、「なんで娘ちゃんの誕生日は遅いの」の裏で、「どうすれば5歳になれるの」「ケーキ食べてろうそくの火を消したら誕生日なんでしょ」と、「ケーキとろうそく」に執着している様子が、以前からあったのでした。
そのたびに「誕生日は1年に1回みんなに来るものであり、ケーキやろうそくはなくてもいい」と説明はしていたのですが・・これも、納得していなかったようです。
何はともあれ、本当の誕生日まで1か月を切ったタイミングで、やっと誤解が解けたというわけ。
余計なケーキを買わされ、気を使わされ、母としてはなんだかスッキリしませんが、これできちんと、改めて、誕生日をお祝いできそうです。
6月12日は、ママにとっても特別な日だよ。他の日になんかできない。
5歳の誕生日、おめでとう。
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