【プチお布団ツアー】JR飯田線 特急伊那路で日帰りぐるりん旅
JR飯田線は、愛知県の豊橋駅から静岡県を通り、長野県の辰野駅までを結ぶローカル線で、秘境駅ランキングに何駅もランクインしている秘境駅があるため、旅行者や鉄道ファンにも人気のある路線。
各駅停車の普通電車では6時間ほどかかる道のりも、豊橋駅から飯田駅までの間は1日に2往復「特急 伊那路」が走っているので、伊那路を利用すれば飯田駅までは2時間半ほどで行ける。
オットが以前から乗りたがっていた「特急 伊那路」、昨年の秋に行けそうな日ができたので行くことに。
せっかく行けるのだから、ただ行って帰ってきたじゃつまらない。と、少し足をのばして、愛知県、静岡県、長野県に岐阜県も加えて、ぐるりと回って帰ってくる旅にしました。
JR飯田線は、豊橋駅から辰野駅まで94の駅がありますが、飯田駅は59番目。
そのうち「特急 伊那路」の停車駅は、愛知県が4駅、静岡県が2駅、長野県が4駅の10駅です。
残念ながら秘境駅ランキングにランクインしている駅は通過してしまうのですが、ランキング10位内にランクインしている秘境駅は4駅あり、50位内だと6駅ありました。
飯田線だけでそんなにあるなんてちょっと驚きです。
豊橋駅でビール…と行きたいところですが、まだ始まったばかりなので、コーヒーとおやつを買い、もうすでにホームで出発を待っている「特急 伊那路」をパチリ。
■10:08 豊橋駅 発「特急 伊那路」
さて、出発です。
JR飯田線の一部の線路と、名古屋鉄道の名鉄本線の豊橋・伊奈駅間の一部は共用しているから、JR東海の線路を借用している名鉄電車は1時間に6本までしか走行していない、だとか、最終電車は豊橋駅まで行かずに伊奈駅まで、とか、オットが隣でいろいろ教えてくれてたけど、なにがなにやらさっぱりだったので細かく説明はできませんが、ざっくり言うとJR東海の線路を名鉄が借りてるから名鉄本線には多少制限がある、ってことなのかな??どう?違う?
まぁ、めずらしい、みたいだったので、名鉄本線との分岐のあたりも撮っておきました。
あっという間に豊川稲荷を過ぎ、
新城も過ぎて、本長篠です。
長篠城址はこちら
いつの間にか静岡県に入って、大嵐駅を通過です。
秘境駅ランキング第10位の中井侍駅もあっという間に通過してしまいます。
最後にほんの一瞬写っている駅は、秘境駅ランキング5位の田本駅でした。
でかしたぞ?私。笑
秘境駅ランキング第6位の金野駅。
こ、これしか撮れなかった…。笑
天竜峡大橋の車道の下に歩道が設けられていて、橋下を流れる天竜川や天竜ライオン下り、JR飯田線などの景色を楽しめるそうです。
■12:41 飯田駅 着
■13:04発 JR飯田線 茅野行
昨年6月に「善光寺前立本尊御開帳」で参拝してきましたが、「善光寺だけでは片参り」とのことで、特急伊那路とはここでお別れして普通電車に乗り換え、元善光寺へ。
■13:20 元善光寺
善光寺と同じように、戒壇巡りをして、厄除けのお札と御朱印をいただきました。
ここの戒壇巡りはシンプルだったなー。
じぶんともども、うちのみんなと、ことしもよいぜ、んせいだんだん???
飯田駅に到着したい時間の電車がないので、タクシーで飯田駅へ戻り、次への移動時間までもぐもぐタイム。
持ってきたおにぎりと、豊橋駅で買ったお亀堂のあんまきをいただきます。
お亀堂のあんまきは、どら焼きのような見た目のもっちもっちの皮に、つぶあん、こしあん、カスタード、|ブラックサンダー《ほら、豊橋だからw
》、季節限定などの色々な種類のあんを包んだ、手巻きのあんまき。
もっちもちと触感がよく、甘すぎずに軽く食べられるので、普段2、3個はぺろりですが、今日は控えめに2個。
■14:34 飯田駅 発 中央道高速バス飯田線 名鉄BC行
さて次は、ぐるりと一周するために、中山道 馬籠宿へ向かいます。
現在地は下の地図で見ると、右角あたりにあるJR飯田駅。
そこから中央道高速バスに乗って、神坂PAにある馬籠バス停まで行きます。
ほどよく疲れてるのか、いい感じの揺れと車内の暖かさにうつらうつらしながら乗っていると、昼神温泉のあたりで少し傾きかけた陽の光に照らされてキラキラと輝く紅葉に目が覚めました。紅葉はあまり期待していなかったので、車窓からの赤や黄色が眩しく光る山は、おまけをいただいたようで体力復活でした。
園原ICから中央道に乗り、恵那山トンネルを抜けて神坂PAで降ります。
時期によっては、馬籠宿の入り口へ行くバスもあるようですが、この時期は土日以外は運休だったので、中央道高速バスのこのルートを利用。
神坂PAでトイレ休憩をして、馬籠宿まで10分~15分程歩きます。
■16:00 馬籠宿
■16:40 馬籠宿 発 北恵那交通 中津川駅前行
ダッシュで坂道を下りて(下りでホントよかった)最終バスに飛び乗り、ゆるゆると山を下りながら中津川駅へ。
ふぅ、あぶない。
近場へは車での旅が多いから、電車とバスの旅はドキドキするね。けど楽しい。
■17:15 中津川駅 着
中津川駅前にある|「にぎわい特産館」《写真右手の建物》では、中津川の地酒や工芸品、新鮮野菜や和菓子などの特産品が揃っていて、栗きんとんはバイキング形式で10店舗以上の栗きんとんを1個単位から買えるので、それを目当てに向かう。
が、この日は到着した時間が遅かったためか、半分くらいの店舗が売り切れていて、結局6店舗分6個の栗きんとんと、バスの中から見かけて気になった漬物「菊牛蒡漬」と地酒「恵那山」などをさくさくっと購入。
中津川駅周辺で呑んで帰る気満々だったけれど、馬籠宿で栗ぜんざいと五平餅を食べておなかがいっぱいになってしまい、お土産も買ってしまったので、そのままJR中央本線で名古屋へ帰る。
■17:35 中津川駅 発 JR中央線快速 名古屋行
サラリーマンや学生さんも多く、ほどよい混み具合。
高校生がおしゃべりをしていたり、出張先で偶然再会したらしいサラリーマン同士が情報交換をしていたり、なんともほんわかした雰囲気でした。
岐阜県はすぐおとなりの県。中津川にだって秋には栗きんとんを買いに来たりもするので、気持ちの上ではまぁまぁ近い場所なのに、まるで遠くに旅行に来たみたい。たまには近場の電車旅も新鮮だし、気分転換になっていいね。
■18:57 名古屋駅 着
心もおなかも満たされていたので、この日はこのままお家へ帰った「日帰りぐるりん旅」でした。
4月に入り、JR飯田線では急行「飯田線秘境駅号」が臨時運行されているようです。
桜もほぼ散り、夏ももう目の前なのに今さら紅葉なんて、と下書きのまま放置していましたが、「JR飯田線 秘境駅号」の臨時運行に便乗させてもらって投稿できました。お蔵入りにならなくてよかった。笑
次は、義父がJR飯田線の乗車を楽しみにしているので、通常の「特急 伊那路」電車はありますが、電車の中で「秘境駅弁当」を食べ、昼呑みしながら、車窓を楽しみながらの「のんびり飯田線旅」をするのもいいし、馬籠宿と妻籠宿の中山道を歩く旅もいいかもな。
さくさくっと写真で終わる予定が、またまた長くなってしまいました。わはは。
ここまで本日もお付き合いいただき、ありがとうございました。
ではでは、また。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?