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詩の朗読

12月のある日、クンダリーニヨガのグループチャットに
「パスタさんの詩を朗読、録音して、パスタさんに送ってもらえませか?」と、遊び&お誘い、が流れてきた。
先生のエイミーさんからだった。

パスタさんは、クンダリーニヨガ仲間で、詩人さんで、笑いヨガのトレーナーで、noteで詩の1,000本ノックをしている、あしたパスタ、さんのことだ。

その頃はちょうど、声を使って何かをしたかったところだったし、それよりなにより、楽しそうだったので、すぐに手を上げた。

気づけば、「あしたパスタプロジェクト」がスタートしていて、グループチャットに流れてくる、パスタさんが選んだ30作品のリストから、詩を選ぶ。
早い者勝ちだ。

次々とみんなが手を挙げ、番号を告げていく。


私は、たぶん全ての詩を読んでも選べないな、とタロットで決める事にした。

開いたカードは、9(隠者)と17(星)

リストを見ると、まだ誰も名乗りを上げていなかった。

「9.河畔では ひとりごとドロップになる」
「17.はっぽうSNOW にひひのひ」

自分もチャット内で番号を告げて、さて詩を読んでみるか、と、パスタさんのページを開いて、詩を見てみる。



!!!!!!


なに、この文字間
なに、この文字の位置
選択誤ったかもーー!
ひゃー、どうやって読んだらいいんだ?

が、第一印象。

❄はっぽーSNOW     ✨にひひのひ

に ひ ひ の ひ 

 ふ た り の  た く ら み
    
    ひ だ ま る   お へ や
        
         ま る ま る 
      
          か い ぎ

           に ひ ひ の ひ 
          
 
し ろ い は

     は ー と

は ち ゃ め ち ゃ

   ち ゃ め っ け

       け っ こ ー び

  あ さ か ら
     に ひ ひ
        ひ の で ま え

り ょ う て

 り ょ う あ し
 
  て れ て て ど う じ

   も ー た い へ ん

み ぎ   み ぎ

ひ だ   ひ だ

 め ざ せ  に か い


さ あ さ

 み ち ゆ く

  み な さ ん

❄ ゆ き で す ✨

 ❄ ゆ き で す ✨

  ❄ ゆ き で す ✨

ち ょ ー な い ほ わ い と

       し ろ け っ け


  
ー あ ん た ら  い ー わ ね ー
   ー な か ま い れ て ー


  👩 なうい かあちゃん だからスキ 💕            



この文字間は・・・リズム?
この文字の位置は、どんな気持ちの表れ?

うまく読めるのかなぁ。と心配になる。



・・・でも、もう宣言しちゃったよ。



引いたタロットカードの  ”星”  は、イメージやオープンな心を表したりもする。(ちなみに、9の隠者は、孤高なお方。「ひとりごと」なんて、まんまじゃん)

恥ずかしがってないで、さらけだすしかない・・・・ってことかな、
とハラを括り、詩を読み始めてみると

”はっぽーSNOW” は、発泡スチロールで作った雪。
幼い姉妹が、季節外れの雪を屋根から降らすんだ、とわかる。
(えらい静電気だったろうなぁー)

そういえば幼稚園くらいの時、
妹と屋根の上にこっそり上がっていると、
道ゆく人たちが心配して家の前で立ち止まり、
屋根を見上げている人たちの様子から母にバレて、
えらく叱られた事を思い出した。


もちろん私の母は、仲間に入れて、とは言わなかったけど、
懐かしい情景が思い出され、イメージが固まってきた。



その頃プロジェクトでは、即Youtubeにアップする人、自宅の猫を撮りながら詩を読んでいる人、お子さんと一緒に、と、次々発表されていっていた。


ちょっと焦りも出てきて、そろそろ録音しなきゃな、と思いつつも、中々録れないでいたある日

ふと窓の外を見ると、暮れてゆく空と、夕日手前の太陽がとてもキレイで(トップ画像です)、この風景で詩を読みたい、という衝動に駆られた。
朝の詩なんだけど(笑)



河畔では           ひとりごとドロップになる


消えて 
みえた気する  


急かされて吹いたかぜではないのだから

ながい 雨 
 つかの 間 
  とおい 泉

ボタンフード
ジッパーチャック
ひと息ひと息 ゆびさき 周波数
   
河畔の屏風 疎かにできない ひとりごと

即、スマホで景色を撮りながら詩を読み、録ったものを聞いてみると、

風の、ぼーっ、ぼーっ、という音や、車の音などで声がかき消され、肝心な詩が伝わりにくいな、と、また夜に部屋で録り直した。


だけど、夕暮れに録った詩は、声が聞こえづらくはあったけど、最後にいいタイミングで、自転車君がシャーーーッと通り過ぎるのがなんともいい感じで、このままなかったことにするのも、なんか淋しい気がして

パスタさんには「おまけです」と夜に録り直したものと一緒に送ったら、noteにはこちらを採用してくれていた。優しい。





さて。
言い訳のような前置きを随分と長くしてしまいました。

自分の記事にする勇気が出来たのと、また第2弾の朗読プロジェクトが始まりそうなので、始まる前にアップします(笑)




よかったら聞いて下さい。
・・・いや、私より、他の方を是非、聞いて下さい。


他の方の朗読はこちら。





声を出すのは、とっても気持ちがいいよ。
カラオケと同じ原理かなぁ?

楽しいから、
懲りずにまたやるよ。





ではでは。

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