【初投稿】【自己紹介含】序章: 崖っぷち限界アラサー、人生が変わる 60分前
※この投稿は崖っぷち限界アラサー女がひょんなことから仏教の思考の宝庫「マンダラチャート」に出会い、 人生を逆転していくまでのドキュメントエッセイ
…の予定ですが、今回は序章、出会うまでのなれそめのお話。
◆筆者プロフィール
ちせんさとみ。
アラサー。女。
一応会社員。一人暮らし。独身。
18の時に進学のため上京。以来関東近辺の1Kで悠々自適に生活中。
趣味は紅茶とアニメと文房具。あと字をびっちりと書くことが好き。
自律神経や免疫低下のデバフ効果のある基礎疾患持ちではあるが、ひとりきままになんとか生存している。
と書いてみたものの、実際はクォーターライフクライシスで悶々としているただの限界社会人である。
◆悩みがあるのに、頑張れない
さて、私は何に悩んでいるのか。
現在陥っているのは、典型的なクォーターライフクライシスである。
(クォーターライフクライシス=20代後半から30代に陥りやすい、自分の生き方に悩み幸福の低迷期が起きること)
具体的には以下の通りのものだ。
もっともこれは悩みの一部であって、もっとたくさんある。
ライフプランについての悩み
今後のキャリアはどうしていくのか?将来どうやって生きたいか。
事情はあるものの短期離職が多く、履歴書がボロボロで転職をしようにもできない可能性がある。
でも、希望職種は経験が資格と重視されるのでまずは今からでも経験を積むためにやりたい仕事に行きたい。
それに、私は今のままの生活でずっといて本当にいいのだろうか。
同年代の子は結婚して、子どもがいる人もいて、昇進している人もいる。
それなのに自分は遊びほうけている人生で本当にいいのだろうか。
職場の悩み
入社してみたらまさかの体育会系ウェイの園
加えて入社当初に決まっていた部署の面々に理不尽なことで嫌われ、ゆえに採用されたポジションで働けなくなってしまった!
…それが現職の私のポジション。
勤務して1年になる。
陰キャが馴染めるわけなく、職場の複数名に入社直後から嫌がらせを受けていてどうしてもきつい。
陰口無視は当たり前、ついたあだ名はガリ勉潔癖。
上に伝えても上が嫌がらせをしてくる人たちと仲がいいから動けない。
加えて職場が衛生上本当によろしくない。どこかしらから咳が聞こえてくるのに、職場が安全配慮義務に欠けているため、正直怖い。
家庭の悩み
どうしても部屋が汚い。
掃除が壊滅的にへたくそで汚部屋状態。
毎日雪崩と奮闘している。何とかしたい。
健康についての悩み
基礎疾患と付き合ってから7年経つが、回復の見込みが全く立たない。
どころか、自律神経がどうやら狂ったらしく悪化していく一方。
体重もどんどん増えていき、何とかしたくても動けていない状況が続いてしまっている。
お金についての悩み
奨学金の返済も残っているが、欲しいものが多すぎて貯金が全くない。
ストレスで浪費し続けている状況で、このままだと老後が心配。
お金との付き合いを変えていきたいが、家計簿も続かないので困った。
自身の内面についての悩み
資格の勉強をしなくてはいけないのに、何かと理由をつけてできていない。
どうしても、やらなければいけないことを先送りにしてしまっている自分が甘ったれすぎて許せないのだ。
でも、どうしても動けないことにイライラしてしまう。
加えて根暗で卑屈で、明るいふりをしていても一人きりになるとどっと疲れが出てしまったり。
プライベートモードに切り替わってしまうと、不機嫌だ!と指摘を受けることが非常に多い。(不機嫌ではないよ!)
私はどうしてうまくいかないんだろう?
どうして動けないのか
実際に行動に起こしているか?というと、答えは「起こしていない」。
理由はわかっているのだ。
なぜか、「頑張ることを頑張れない」状態が続いているから。
原因はわからない。
ただ、何かをやろうとすると動けなくなってしまうのである。
思考停止しているのか、 タスクオーバーでフリーズしてしまうのだろうか。
ただ家にいると布団にもぐるか、SNS をはじめサーフィンしか出来なくなってしまう。動けなくなっちゃうのだ。
◆崖っぷちは突然に
突然の濡れ衣
そんな私に大ピンチが到来する。
きっかけはある新人の女性の入社だった。
その新人に、4月中頃にとあることからパワハラ疑いをかけられたのである。
労基にパワハラではないと確認してもらったものの、新人の主張は変わらない。
挙句に私からの指導に対し露骨に避けたり無視や言い訳ばかり、バイキン扱いしているという傍若無人っぷり。
それはもうやりたい放題、なんだこいつ状態だ。
同じ部署だが業務は別業務だ。
いい気はしないが気にしないようにした。
パワハラに関しても無実という事を会社もわかってくれるだろうと思っていた。
理不尽な現実
だが、会社は私へのヒアリングも行わないまま、私の事案を会社案件にし、私が担当している仕事を取り上げた。
要は干されたのである。
さらに私を嫌っていた先輩社員達が追い打ちをかけるように私を悪者のように仕立てて陰口を広め出した。
どうやら、新人は入社直後から私のことが嫌いだったらしい。
利害が一致したのだろう。
会社の中枢の人間たちが噂を一気に広めたことで私はさらに劣勢になった。
もともと性格の悪い陽キャの多い職場。
新人も私にだけ隠れて嫌がらせをするため、そんな人間とは周りもミジンコも思わないようだ。
新人はたから見たらただの不思議ちゃんオーラを放った女性だったから。
入社当初からのぽつぽつとした陰湿極まりない嫌がらせは輪にかけてひどくなっていった。
勉強も、ネットサーフィンも、監視されてやるたびに注意される。
すれ違いざまに挨拶ではなく暴言を吐かれるのは日常茶飯事だ。
噂から1か月もしないうちに一人8時間座っていることしかできなくなくなるまでに追い詰められた。
やることがないというものはきつい。
だんだんしんどくなるのは当たり前だった。
職場に弁明をしようとしても、何も変わらない。
本人と話もできず、社内の人間にこのことを口外するなと言われていたので弁明も出来なかったのである。
新人は経験者採用だ。未経験採用された私よりも仕事はできる。
仕事ができるやつを残しておきたい。
会社としては当たり前のことだろう。
…納得はいかないけれど。
俗に言う退職推奨のための嫌がらせなのであろうということは、労働トラブルについて勉強をしていた身には安易に想像ができた。
唯一与えられた仕事は、一人別室勤務でごみ捨てやシール貼り、チラシ封入。
作業自体は趣味で紙を数えているから得意なのだけれど、これはキャリアには繋がらないと焦る気持ちでいっぱいだ。
時間を無駄にしている罪悪感が広がっていき、仕事に行きない気持ちがどんどん増していった。
崖っぷちの絶望
現職に入社した当初からストレスで荒れに荒れる生活はしていた。
だが、状況が悪化するにつれてさらに荒れていった。
部屋はさらに汚くなった。
ただでさえできてないのに、さらに勉強に身が入らなくなった。
散財も悪化した。
食欲はないのに暴食に走り、5kgほど 体重が増加。
私自身にも変化が起きた。
涙が止まらなくなった。
笑えなくなった。なんなら怒りっぽくもなってきてしまった。
いつもならインクと紙があればなんとかなるのに、熱中できない。
不眠と過眠が交互にやってくるように。
仕事中、めまいや頭痛、吐き気に襲われるようになった。
これはまずいと感じた私は病院に行く。
自律神経の持病で通っている病院で軽度の適応障害と診断を受けた。
新人が入社して、わずか2か月の間でここまで状況が悪化したのだ。
その診断を受けても、会社ぐるみの退職推奨は悪化する一方。
「絶望。消えたい」
この言葉が、昼夜問わず私の頭の中を占めるようになった。
ただでさえ崖っぷちが、もう逃げられないところまで追いつめられていた。
このまま人生を壊されるのか?生きていることは罪なのか。
不安でいっぱいだった。
それでも、動こうとしても、動く元気がもうない。
そんな私が、たまらなく嫌だった。
◆救世主は突然に
七夕、手帳夏祭り
2024年7月7日。
私は、自律神経が絶不調の中とあるイベント会場にいた。
昨年、イベントのあるコーナーで大衆の前に引っ張り出されてマイムマイムされて逃げ帰ってきた文具(手帳) 系のイベント「手帳夏祭り」の会場である。
今年は行かないつもりだったが、イベントでよくお世話になっている方々がご出展されていたので、 仕方ない、顔見せに行くかと重い腰をあげたのである。
基本私の趣味活はソロだ。
それか限られた友人だけ。
一人のほうが動きやすいし、何より気が楽だから。
だがやはり昨年のように気が抜けた状態でまたマイムマイムされることは避けたい。
なので、午前中は少し離れた馴染みの文具店に足を運び、併設しているカフェで冷たいアイスクリームを堪能して、メンタルを万全に整えてた。
イベント会場に着くと、昨年の私のことは忘れられた状態にほっとした。
なじみのお店に顔を出し、買いたかったインクや文具をひとしきり購入。
皆さんお元気そうでなにより。
知り合いに発見されたため、昨年マイムマイムされたコーナーに参加。
昨年のようにマイムマイムされなかったので万歳三唱して喜び。
コーナーでは、自分の成績に応じて好きな景品をもらうことができる。
私は、2種類の手帳で悩んだ。
1つは、カレンダーがついていないタイプのプラス思考を高める手帳。
もう1つは、「マンダラ手帳」と書いてある謎の年間手帳。
悩みに悩んでカレンダーがついていないタイプのものを選んだものの、やっぱり気になる謎の言葉「マンダラ」の手帳。
マンダラ手帳って何だろう。マンダラ…仏教の曼荼羅のことなのか?
あとで調べてみよう…と、スマホのメモに「マンダラ」とだけメモをした。
恐らくこの時点で、私は人生が変わる出会いを選択しようとしていたのかもしれないと今は感じている。
無料のささやき
イベント自体は堪能できたし、そろそろ帰ろうと出口へ行こうとする。
すると、ふとアナウンスが聞こえてきた。
「マンダラチャートのワークショップを先着3名様で受け付けています。5,000円の講座が無料です!」
無料。
そう、金欠大好きワードの第一位「無料」!
動揺しだす私。帰る予定がぐらぐら揺らぎだす。
そして思う。
先ほど選ばなかった手帳の名前。
「マンダラ手帳」。
つまりマンダラ手帳のことやマンダラという謎のワードを知ることができるのか?
しかもインク約2本分のワークショップが無料で????
何かの策略か??詐欺か何かするのか???罠か????
非常に混乱した。
時間もあるにはある。行きたいお店の閉店時間も間に合う。
手帳の勉強もこの際してみたかった。
理由は浮かべばたくさん出てくる。
でも、私はこう思ったのだ。
1冊の手帳で、1個の手帳術で人生が変わるのなら。
私の崖っぷち限界人生を変えてほしい。
縋れるものがあるなら、このどん底から得られるものがあるなら、
私はその術を知りたい。
無料ならなおさらありがたい!
出口に踵を返して、マンダラチャートワークショップのスペースへ赴いた。
でもやっぱり昨年みたいなことがあるかもしれないし?
これが何かの勧誘とかならそれはそれで…と若干不安は残っていたので、若干びくびくしながらスペースへ。
…この時の挙動不審具合は相当のものだったらしく、のちに笑い話として昇華されることになる。
救世主はアロハシャツ
1周回ってワークショップスペースに到着。
まさかの出口の近くにスペースがあったので、遠回りをしてしまった。
私が一番最初に来ていたようで、そこには講師らしき人しかいなかった。
そして、声をかけられる。
私は、非常に小さな声で、挙動不審な態度で。
参加したいとお願いした。
あれだけ藁にも縋る思いの理由で来たのに、緊張のあまりがちがちになる。
コミュ障はこれだから困る。
でも、楽しんでやってみようと私は思った。
ただここで、私の中に不安要素が新たに芽生え始める。
(この人本当に講師?本当に大丈夫…?)
そう、この講師らしき人。
見るからに講師ではなさそうな雰囲気を醸していた。
真っ赤なアロハシャツ。
愉快で陽キャそうなおっちゃん。
これが、講師の第一印象。
だがその人が私の救世主となることも、
マンダラチャートの沼に落とす元凶になる人であることも、
この出会いを境に人生が高速で変わることも、疑り深い私はまだ知らない。
人生が変わるまで、あと60分。
◆次回:崖っぷち限界アラサー、マンダラチャートに遭遇する
謎のアロハシャツのおっちゃんは何者?!
マンダラチャートって何?
ワークショップ何やったの?どんな感じ?
人生を変えたワークショップについて紹介していきます。
次回も読んでいただけたら嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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