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マインドフル・リスニングを試してみた

先日、にこフルの中村さんにマインドフルネスについて色々とお話を聞かせてもらうことができて、コーチングしてるメンバーにもメタ認知の重要性などを話しつつ、中村さんのスクー講義も見てもらいました。

そして、手始めに、マインドフル・リスニングを試しました。

コーチの自分は見守り役で、話し手が一人に対して、聴き手は二人。
話し手は3分間、過去のコーチング内容をふりかえって思うがままに話してもらう。
聴き手は、それを聴くことに集中する。(質問NG、相槌程度はOK)

メタ認知のトレーニングを目的にしてたんですが、
これが、予想以上に、話し手の経験を聞き手が獲得する。という、
SECIモデルで言うところの、共同化(暗黙知の獲得)にもの凄く良い効果がありました。
「共感」が醸成できた。ということですね。

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マインドフルネスを意識していなかったら、
恐らく、なんとなく聞きながら、頭の中で自分に置き換えてみたり、解決策を考え始めてしまったり、と共感を飛び越えて結果を求めて心が離れてしまっていたと思います。

スクラム開発での、スプリント・レトロスペクティブでも同じことが言えそうですね。

それが、聴くことに集中させることで、話し手の経験をそのまま受け入れて自分の経験のように共感することができたんだと思います。

逆に、このふりかえりでKPT法とか使いますけど、その時に、暗黙知の獲得と形式知化の両方を無意識で同時にやろうとしてしまうから、うまくいかなくなるんじゃないか?とも思いました。

この「共感」を意識してふりかえりの仕組みを捉え直せば、良い振り返りができるようになるのかも知れませんね。

やっぱり、マインドフルネスって「=瞑想」みたいに捉えてると勿体ないですね。もっと広義に本質を捉えることって大事だな、ということも再認識しました。

#メタ認知 #マインドフルネス #スクラム #

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