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話し合える場をつくっていくことが大切

今日は、北九州市民カレッジ「新・平和学習のあり方を考えるⅡ」の最終回。
「今こそ、平和をテーマに語り合おう!パネルディスカッションに学ぶ」というテーマだった。

パネリストは、北九州平和資料室TICO PLACE管理人の小松芳子さんと、北九州戦争を次世代に伝えていく会代表の樺島由彬さん。
ファシリテーターは、私も一緒に活動している、認定NPO法人好きっちゃ北九州理事長の入門真生さん。

最初に、これまでの4回の講座をふりかえって、近くに座っている人同士で話をする時間を取ったら、すごい熱気だった。
戦争と平和について色々な切り口からインプットしてきて、それぞれに考え、語りたい思いも募っていたのかなと思う。

その後、2人のパネリストからそれぞれの活動や思いについて聞いて、質疑応答の時間を取った後に、お話を受けてのディスカッション。

そして、平和学習のアプローチについて意見交換をしたところ、「多角的に聞くこと、学びを続けていくことが平和へつながる」という意見が出ていて、まさに今回の講座のように、色々な角度から学び、考えていくことが大事で、その機会をつくっていくことが大切なんだなと改めて思った。

他にも、「問題が大きすぎて個人で何ができるかわからない」と言う人もいた。
その人が、ウクライナの戦争の話ばかりで気持ちがふさぎ込んでしまうのをどうしたらいいか、という話を、精神科医の人がニュースで話しているのを聞いたことがあるそう。

その方法の1つが、そのことについて他の人と話をすること。
もう1つが、身近な人に親切にすること。
というものだったそう。

そうは言っても、戦争のことについて一緒に話せる人は近所にいないし、親切にすることが一体何になるんだろうと思った、と言っていた。

実は今回の「新・平和学習のあり方を考えるⅡ」にはサブタイトルがついていて、それは「きっかけづくり・つながりづくり、そして安心して話し合いができる場づくり」というものだった。

戦争や平和について「安心して話し合いができる場」が身近にあるという人は少ないのかもしれない。
色々な意見や思想もあって、難しい部分もあるのかもしれない。
だからこそ、否定ではなく肯定で、一緒に話し合いができる場をつくっていくことが、本当に大事なことなんだろうと思う。

そして、世界平和といっても、身近な人を大切にすることからなんだなと改めて思った。

最後に、これからの平和学習について意見交換をした後、ファシリの入門さんがまとめとして、次のようなことを言われていた。

1人1人が主体的に平和を実現する1人。
違うことは違うと言えること、話し合える場が大切。
どう言うかよりどう受け取ってもらえるかが重要。
未来をつくっていくのは自分たち1人1人。

私も、平和な未来をつくっていく1人として、自分にできることは何なのかを考えて、ほんの小さな一歩でもいいから、行動できる人でありたい。
そして、仕事においてはこれからも、学び合いの場、話し合える場づくりをしていけるといいと思う。

講座の詳しい様子はこちら


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