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「このまちが好き」を積み重ねていきたい

今日はNPOの活動があって、門司区の市民サブセンターへ。
家庭教育講座でのあそぼうさいで、全校生徒20人!という小学校の子どもたちのうち、半分の10人と、保護者や先生も参加しての活動。

少人数の学校ならではで、子どもたちや大人同士のつながりも強いようで、始まる前から子どもは元気に遊んでる。
けど好き勝手する感じでもなく、ちゃんと周りのことも見ながら一緒に遊んでるように見えた。

講座は「8割がた大丈夫だろうゲーム」からスタート。
箱に入った5つの緑のボール(セーフ)と1つの赤のボール(災害)を引いて、災害はいつ起こるかわからないけど、いつか必ず起きるということを実感してもらうゲーム。

シンプルなゲームだけど、みんなでやると盛り上がる。
今回は「赤が出たら自己紹介!」という新しいスタイルで、子どもたちは「え~!!」とか言いながらも、なんだか赤が出てほしいような様子でおもしろい。
同じゲームでも、こんな展開もあるのね、と感心する。

今回は、線状降水帯のメカニズムを表した新ゲームが登場。
雲に見立てたピンポン玉を、みんなでうちわで扇いで風をおこしてゴールに送り込むというもの。
次々と色んなゲームを考えられる発想がすごいなと思う。

線状降水帯が起きる仕組みを説明したうえで、みんなでやってみる。
シンプルだからこそ、子どもの学年も問わず、大人も一緒に遊ぶことができる。
この、みんなで一緒にやるっていうことが、楽しいと思える要素の1つでもあるんだと思う。

参加していた先生は理科を教えているそうで、線状降水帯のことも授業で話したけど、その仕組みまでは説明していなかったから、いい勉強になったと思うし、教わったことを参加できなかった子に教えてあげてほしいと言っていた。

ブースゲームは、水が山から低い方へ流れてくることを実感できるゲームや、地域の高低差を色で表した地図のパズルなど、地域特性に合わせたもの。

こんなふうに、ゲームを通して防災について学ぶだけでなく、自分たちの暮らすまちに目を向けられることも大事だと思う。

家庭教育講座の委員長さんに感想を聞いてみたら、
最初は遊びながら防災ってどういうこと?って思ったけど、初めての体験で、こんなふうに防災を学べることに驚いた。
普通の防災講座だったら、子どももきっと飽きてしまうし、聞いてもすぐ忘れてしまうと思うけど、この体験はきっとずっと残ると思う。
大人も一緒に楽しめたし、今回参加できなかった子どもにも体験させてあげたい。
と言ってくれた。

とっても良い活動になったなぁと思うし、子どもたちや保護者の人たちの雰囲気もとてもあたたかくて、素敵な地域で活動ができて良かったなぁと思った。

こうやって、色んな地域に行って、色んな人たちと関わることで、ただ出かけただけではわからないそのまちの魅力を知ることができる。
こんな素敵な地域があるんだなぁって、また1つ、「このまちが好き」という思いを積み重ねることができた。

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