ブーケレッスンのこと：超ムズイ先生編「人の手が加わることで、可愛くなくなることもある。それ、自己責任でね。」
こんばんは。
咲凜（えみり）さとです。
カッカカッカの火曜日。あなたは、いかがお過ごしですか？
前置き
私は、今日3週間ぶりくらいに出社しました。
家を出た瞬間、会社携帯持ってないことに気づきましたが、「ま、ええかー」とそのまま駅に向かいました。
オフィス最寄り駅について気づきました。セキュリティーカードも忘れていることに。
個人携帯に登録していた同僚に連絡して、来客用テンポラリー入館証を発行してもらいました。ランチを済ませて、ふと気づきました。
テンポラリー入館証では、ビルに入れてもオフィスの中に入れない…。会社携帯がないと社内のイントラネットにも入れない…。窓際族は、窓際に座ることもできなくなってしまうではないか！
おうちに取りに帰って、また出社しました笑。
今日の夕方打ち合わせのために、上司から資料作成指示を頂戴していました。私は、やる気がほんまに出なくて、ちんたらちんたら作成していました。あまりにもやる気が出なさすぎて、3ページで打ち止めました。
上司との会議直前まで、あーこんな資料じゃボーナス剥奪されてもおかしくない…って真剣に思ってました。
結果は… 全然問題なかったです。目的達成の要素をちゃんと含んでいたようです。なるようになるもんですな、人生ってば。
さて、ながーい前置きの後に。今日は、先週末受けたブーケレッスンの備忘録です。
ハイブリッドレッスン、浮気ではありませぬ。
私は、花師匠（と私が一方的且つ勝手に慕う）ジャルダンノスタルジックのジャルダン先生のレッスンを受け続けています。かれこれ3年以上かな？
ジャルダン先生のレッスンは、私の生命力の源です。真剣に。このレッスンが途絶えたら…です。命と同等に大切なレッスンです。
その大切なレッスンを受けながら、私は浮気をしています。否、ハイブリッドにレッスン受けることで、視野を広げているのです。
小野寺衆先生というアーティストさんです。私は、「超ムズイ先生」と勝手に呼んでいます。
ジャルダン先生と超ムズイ先生は、超超超素敵すぎる花材選びをなさいます。お二人とも、それぞれに異なる世界観、素敵すぎる花あわせ・色合わせなのです。悶絶しちゃいます。
私は、素敵すぎる花材たちに、雄叫びを何度かあげています。いきなり「ウォー」って叫ぶ生徒。怪しすぎますね。怖すぎると思います。狙って叫んでいる訳じゃないんです。思わず雄叫び上がってしまっただけです。
ジャルダン先生と超ムズイ先生は、ブーケの束ね方が全くもって異なります。
最初は、超ムズイ先生の束ね方に全然なれなくて。毎回半泣きになっていました。もう辞めてやる！って心の中で叫びながら、参加し続けました笑。
必死に食らいついていったら、ある日を境に、「初めてまともなのができたね。」と言っていただけるようになりました。
「考えても無駄」と悟った私は、考えることを放棄するようになりました。「無の境地」で超ムズイ先生のレッスンに挑み始めました。
歯に衣着せぬ辛口コメントが心地よくて
今回のレッスンも、「無の境地」で束ねていました。うまく束ねてやろうとかそんな欲を捨て去るのです。
難しいことに変わりはなくて、「むずかしー」と心の中で呟きながら束ねていました。
「スタートはいいね。問題はここからだねー」
「自然のままでも十分可愛い。人の手が加わることで、可愛くなくなることもある。それ、自己責任でね。」
超ムズイ先生の歯に衣着せぬコメントが、私は結構かなり好きです。辛口コメントだけれど、絶妙なタイミングで投げてくださるからです。
今回のメインは、なんといってもこのバンダ。パンダではありません。「バ」ンダです。超ムズイ先生一押し花材です！
あまりにも大きく個性的で。私は、束ねる時も、ついつい、このバンダに視線奪われていました。
すかさず、ご指摘頂戴しました。
そのバンダ周りだけに入れていきそうだね。そのままだと、得体の知れないものが出来上がるから。そこから意識を外して、それ以外の空間を広げるように。
ただただ、魅せたいポイントに意識を向けるだけでいい
私、先日何かのタイミングで、野球選手イチローさんの名言に出会いました。
人の心を動かすとか、勇気を与えるとか、感動を与えるとか、よくあるフレーズですけど、無理なんです。それは、目的にはできない。目的となったら、そんなの与えられるわけがない。なるとしたら結果的にそうなるだけです。
これって、ブーケも同じだなと思います。
「丸い形を外すこと」を目的にしちゃうと、見事に丸い形になってしまうのです。 ただただ、目の前の花達に集中して、感じて心動かして、その繰り返しが 気づけば、丸い形から外れている。
結果として、そうなっているだけなんです。 欲を捨て去り今に集中することが大事なのだと思います。口で言うのは簡単ですが、実際にやろうとすると難しい…笑。
このことは、ジャルダン先生も何度も仰っています。ジャルダン先生は、ブーケ界のイチロー選手です。
こうしたいああしたいという意思を捨て去ること。丸を外したければ、丸を外したいという意識を捨て去ること。丸にしたければ、丸にしようという意識を捨て去ること。魅せたいポイントに意識を置くだけでいい。
その時のレッスンはこちらです。
今回、超ムズイ先生のところで束ねさせていただいた作品は、こちらです。気がついたら、見事に丸を外せていました。最初は、アンバランスさに見慣れませんでしたが、とても気に入っています。
「ウェデイングブーケのような仕上がりだね」
超ムズイ先生から頂いたコメントです。辛口ではありませんでした… 残念。
おまけ
超ムズイ先生のダリアの束ね方も、「チョップ入れ」でした。
（おおおお！チョップ入れ出たー）と心の中で雄叫びを上げながら写真をとった私でした。
今回も充実のレッスンをありがとうございました。また来年、よろしくお願いします。
今日もお読みいただきありがとうございます。
明日も素敵な1日をお過ごしくださいませ。
咲凜さと
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