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webデザイナーフリーランス二期目、30歳。

昨日で、仕事納め。

今年も色々とありましたが、なんとか年末は仕事せずにゆっくり過ごせそうです。

特に大きな活動は無くそろり!そろり!と生きてましたが、フリーランス二期目で誰かのなにかしらの参考になるのではと思い、今年1年に起こったことを振り返ることにしました。

結婚した

結婚してしまいました。

3年付き合った彼女は同い年ですが、男性と女性の時間に対する感覚は異なる場合が多く、僕の場合も例に漏れず、「女は結婚やその先を考え出す・男は仕事を理由に自由を確保しようとする」交わらない流れがありました。

28歳でフリーランスに転向して、人生の先を考えるなら間違いなくこの時間がキーとなるでしょう。

まだ仕事のことばかり考えたい、上に行きたい、認められたい、夜中まで勉強したい、いろんな人と会いたい、無修正のエロ動画観たい、クラブに行きたい、自由にお金使いたい、筋トレしたい…いろんな葛藤がありましたが、彼女のことを考えつつ、自分にとってもこれ以上の女性はいないな、と、ハッと気付いたとき結婚を決めました。(お涙頂戴な話がしたいが割愛)

最後の最後まで困らせてしまいましたが、約一年前、プロポーズ。そして今年は結婚式。フリーランスでも結婚式を挙げることができました。
ただ、案件を断りまくりました。その上、5ヶ月で準備から当日まで駆け抜けたので、案の定、大変でした。

さて、「結婚すると自由が無くなるんじゃないの?」と疑問に思う方が多くいらっしゃるでしょう。

はい、減ります。無くなります。

ただそれは仕事をすること(≒家族を守ること)の価値がより重くなったりするためかな、と思います。

会社員でもフリーランスでも同棲でもお一人様でも生活のために稼ぐことは同じだし、いずれも何かが欠けていくと仕事は無くなることは同じ。というか色々なものが同じで、むしろ誰かが居てくれることの「サポート力」とは素晴らしいものだなと当たり前のことをより実感しました。
しかし、たまに東京に出てきたばかりの一人暮らしのときに深夜に散歩した高円寺の空気を思い出してとても懐かしくなるのがなんだか辛くもあります。それはそれで楽しかったし特別な時間だったな、と。彼女ほしいとかも思ってなかったので、何より「何をしてもいいのに何もしない自由」が良かったのかもしれません。

でも、結婚してても、形を変えた自由があるんじゃないかなと思います。(期待)

常駐をやめた

フリーランスになると決めたとき、常駐先を探していました。理由は簡単で、収入を安定させたかったからです。

幸いにも、すぐに見つかりました。僕の出来ることが役に立つと判断いただけたのでしょう。品川区の某制作会社です。一年ほどお世話になりました。

職場の性格や体制が大きく影響してるのと、僕のスキルセットの見せ方を誤ったことが理由にあると思いますが、日を追うごとに職務に対し「時間の無駄だ」と思うようになりました。

エージェントを利用し企業とマッチングしましたが、自由な選択があるのに「なんとなく居る」という過ごし方をしてしまった自分を悔やみました。

フリーランスとして認知されるまでの収入の糧にはなりましたが、そこまででよかったというのは、後になって気づいたことでした。

なので常駐をやめるまでは正直、さほど世に出る案件がありませんでした。

辞めてからは時間ができた分、裁量のあるお仕事のご依頼を承っています。わずかながら公開の許可をいただけた案件もありました。
あとはコーヒースタンドに行ったり、筋トレしたりしています。なにより、人と会う時間・機会が増えたことがとても有意義だと感じました。

人と会うことを意図的に避ける方もいますが、僕はそんなに忙しくなければ極力会うようにしてます。どこに向こう十数年のパートナー、キーパーソンが居るかわからないので。でも呑みやコーヒー、筋トレ友達が欲しいというのが本音です。

限界が見えてきた

ネガティブな見出しですが、同じ取り組み方では2年ぐらいで自分の市場価値の限界に達するな、と感じてます。

僕はフリーランスの「webデザイナー」として看板を掲げてるのでWebサイト制作のご依頼をいただきます。規模はバラバラですが、その多くがリソース不足のための拡充や単発の案件です。
web制作を外注する方の背景としてこういった状況は多いのではないかと感じます。

収入が安定しないぶん会社員としての月給よりも高い労働対価を得ることができるのは良いことですが、常に離れ小島を目指していては、「案件を獲得することが目的で、その案件をいかに短い時間で終わらせるか」が収入を上げる基準になってしまいます。

まあ個人事業主なので間違いではないのですが、自分の市場価値が上がらないと、結局、別の何かに依存する割合が高くなり、それが不安要素につながっている気がしました。

更に問題として感じたのは、多くのweb制作の場合、webサイトがビジネスのツールとして役立つものではなく「お客様の所有物としてお気に入りのものに仕上がるか?がゴールになってしまうこと」です。

僕はフリーランスとして、依頼者やお客様に対して高いクオリティを提供する(ことを目指している)のはもちろん、状況の調査などによる具体的なアイディアの捻出と、そのプロジェクトにおいて何が正解か、正解に近いか、結びつくか?を大切に考えています。というか、そうありたいし、自分の何が何を変えたのか知りたい。

ただ、僕が掲げている看板のもとには僕の考えのようなことを求めている方は集まりません。いくら僕の考えが仮に良いものだとしても、ミスマッチが起こっていることになります。言ってしまえばクリエイター側のエゴになってしまっているのが実情です。

もちろんアイデアを出してくれるとお客様や依頼者側は喜ぶでしょう。でも喜ばせることが目的でもなく、真の結果に意味のあることをしていかなくては、という危機感が非常にあります。

そもそも個人のweb制作の受託というビジネスモデル、webサイト自体がそういう一過性のものである場合も多いでしょうが、そのたびにクオリティで勝負するのではなく、一人のアイディアマンとして役立つよう努めたいと思います。このコンプレックスを克服するか、なんとかして早々に脱却すべきだと感じました。

幸いにも僕の実績や取り組みに興味を持ってくださる方に多く声をかけていただき一緒にお仕事ができてますが、そういう方と真摯に向き合いつつも徐々に変えるべきところ、できる/できない、やる/やらないの選択の必要はありそうです。

経験が無いから失注した

アプリUIデザインの案件を失注しました。
理由は「アプリ開発に携わった経験が無いから」です。

開発までの期間のデザインプロセスが円滑でないことが問題でした。
納得です。

僕も問題だと感じてましたが、周りのお力を借りつつ最終的にはよいアウトプットをするつもりでした。ただそこは当たり前の話なので、何も選ばれる理由が無かったことになります。

「はい、経験はありません。今までは○○〜…」

ではなく、

「はい、経験はありません!でも、興味があるのでやらせていただきたいです。尽力します。」
そう言ったら事態は変わったかもしれません。悔しい半面、僕を紹介してくれたディレクターの方にも申し訳ない思いです。

どうも「結果」と「姿勢」に固執していたフシがあり、「過程」のクオリティを抜かしてしまっていたことと、
商談だからと自分を大きく見せようとしていたことが恥ずかしい。。

今後デザイナーとして、デザインの出来るビジネスパーソンとして、さまざまなプロジェクトに携わっていくことを考えると、今回起こったことを改善するのは直近の課題です。

何かの機会に、デザイナー(UIデザイナ、UXデザイナ、webデザイナ…)としてプロジェクトやアプリの開発に携わっている方の「過程(≒進行方向や取り組み)」についての話を伺いたいです。

睡眠時間を少し増やした

夜中、起きてられる時間の限界値はなんとなく理解していました。
ただ、それより1時間早く切り上げて寝るようにしています。

すると目覚めもいいし、朝ごはんを食べたあとの死にそうな眠気を回避することができ、仕事中に眠気に襲われることも減りました。

早く寝ることもそうですが、この本に書いてあることを実践しています。

睡眠が正しく取れてないと起こること、かんたんな対策が書いてあります。(文面もよみやすい)
要点をまとめた記事もブログに書いてみました。

クリエイティブについて考えない時間を増やそうとするようにした

割と不安にかられるタイプなのと、ダラダラとパソコンを触るのが好きなので、気を抜くとすぐ「勉強」しようとしてしまいます。

これは良くないな、と思っていて、誰かの言葉だった気がしますが、「努力を努力だと思ってやらないほうがいい」と。上手く行かなかったときに自分を責めてしまうから。(だった気がします)

あとは夜中までMacを開いてると妻に怒られるので、前項のように睡眠に振り切ることにしましたし、趣味のコーヒーをもっと充実させたいとも思っているので、一切仕事をしない時間を過ごすことにしました。

すると、無意識のうちにTwitterをする時間が圧倒的に増えてしまいました。どうしたものでしょうか?

以上

来年もいろんなご縁を大切にしていきたいです。ノリとフットワークは軽く保ちたいと思うほか、抱負は特にありません。

お知らせ
不定期でデザイナーとかで集まって筋トレしてるので、気になる方は僕のTwitterまでメッセージをください!あと呑み友達、コーヒー友達も…!あ、お仕事や協業のご相談とかも…!あと…まだ29歳です…!


では、良いお年を!




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