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白馬村で違う角度から起業するとしたら面白いと思う5つのアイデア

通年、観光業で成り立つ人口約9,000人の自然豊かな白馬村。
ここ数年で沢山の方からSNSを通じて白馬バレーへの移住&仕事の相談を頂きます。
今回は、僕が思う白馬バレーで少し違う角度から起業するとしたら面白いと思うアイデアのお話しです。沢山あるのですが、今回は5つに絞りました。
アイデアベースなので何かの参考になればと思います。
今回のアイデアを軸に何かやってみたいという方がいればお気軽にご連絡下さい。

まず2つの視点を白馬村での起業の前提に

①持続可能であること
先日、HAKUBAVALLEY TOURISM が SDGs宣言を表明しました。
この流れは加速度的になっており起業の規模の大きさに関わらず持続可能な側面をもつ事業であることが前提である時代だと思います。

持続可能な社会とは、
「地球環境や自然環境が適切に保全され、将来の世代が必要とするものを損なうことなく、現在の世代の要求を満たすような開発が行われている社会。」(https://www.toyoink1050plus.com/sustainability/about/)

②失敗しても良いということ

先日、オランダ在住のサーキュラーエコノミー(循環型経済)研究家の 安居 昭博さん とのお話しの中でオランダの企業文化を教えて頂きました。

安居さんいわく、オランダの起業文化に根づいている考え方は下記の3点だそうです。

オランダの起業文化に根づいている考え方
・Learning by doing(やりながら、学んでいく)
・Playful(遊び心のある)
・World's 1st(世界初)


この考え方は面白く特に日本人の苦手な「やりながら、学んでいく」という視点を大切にしたい。
成功イメージから逆算するのではなく、失敗イメージが前提であると色々なアイデアがでてきます。
とりあえず始めてみて走りながら学び、上手にやってみようという考え方。つまり失敗しても良いし最後は笑い話しなれば良い。


白馬村もみんなが笑って応援できるような起業文化が作れたら面白いと思います。(※ちなみに僕はオランダに行ったことはありません※)
 
オランダでは、サーキュラーエコノミータイプのスマートフォンや捨てられているチューインガムを集めてスニーカーを作ったりしている企業もあり知れば知るほど面白いです。

では、僕が勝手に思う
「白馬村で起業したら面白いと思うアイデア」

半分ふざけていますが、少し違った角度からのアイデアです。
何かのひらめきの参考になればと思います。

①白馬村の山を滑るための専用WAXの生産&販売業

恐らく日本では初?!
地域に根づいたクラフトビールのようなストーリーをもったWAX。
スキー、スノーボード用のワックスは、基本的に雪の温度によって種類が異なりますが、日本の雪は地域によって雪質が大きく異る。地域の特性を活かしローカルが作る環境にも優しい白馬の雪山に特化したWAX。
白馬の北斜面、南斜面、標高で種類を分けても面白い。

時代としては、フッ素入りWAXが環境にふさわしくないという流れになってきています。つまり時代が変わる時こそ面白くさせるチャンスがあるのでは?と思います。


②メニューのない白馬村の定食屋さん

白馬村で廃棄されるような食材や余ってしまった食材を地元の方より安く仕入れる。その食材のみを使ったメニューも価格設定もない定食屋さん。
 
定食屋さんには、メニューはなく毎日仕入れた「食材」をお客様に提示。お客様は、今日の食材を見てメニューを考えお店側に作ってもらう。


本日の食材を通じてお客様にメニューを考えてもらうことにより食材がほぼ廃棄にならないのでは?と思います。
 
しかも価格は、自由価格としてお客様が価値を算出し金額を決める。(物々交換も可能)
お店のストーブは、白馬村で捨てられる廃油を集め廃油ストーブ等でまかなうとか。とにかくキーワードを「白馬の廃棄」にこだわった定食屋さん。
(※ちなみの僕は料理は何も作れませんので適当に言っています※)
 
昔、僕が東京時代に通っていた未来食堂をもっと尖らせたイメージ。


③エクストリームワーケーション ガイド業

以前、僕達仲間で作った言葉「エクストリーム ワーケーション」
エクストリーム ワーケーションに特化したガイド業です。
お客様のレベルに合わせて「ワーク(PC)×ライフ(命)バランス」を提供するためのガイド業。お客様には、最高の創造のインスピレーションを生んでもらうのがミッションの事業です。


④廃棄物で作るドミトリーカプセル型宿泊業

白馬村は、実は1人で宿泊できる宿がほぼない。早朝に白馬に到着して少し仮眠して次に日のアクティビティーに備えたい時にサクッと1人でも数時間程度寝れる場所。
低価格でドミトリーカプセル型宿泊。これを徳島県の上勝町のように白馬村の廃棄物を資源として作る。捨てたものから生まれる新しいカタチのドミトリーカプセル型宿泊業が白馬村でできたら面白い。

徳島県上勝町人口約1500 人徳島県上勝町。
2003 年に自治体として日本で初めての
『ゼロ・ウェイスト(Zero=0、Waste=廃棄物)宣言』を行いました。


⑤住民票も移動可能なキャンピングカー専用のホリデーパーク

白馬村には、物件とキャンプ場が少ない。そこにキャンピングカーのみが入れるホリデーパーク(キャンプ場)を作る。
ポイントは、短期から長期(何十年も)まで滞在可能で住民票も移せる形にする。もちろん郵送物も届く。

日本のキャンプ場で課題でもある排水もキャンピングカー完全仕様として完備。電気は自然エネルギー、水は山からの水、共同キッチン、シェア畑もあり、キャンピングカー1台あれば全てがまかなえる次世代のキャンプ場。
 
ニュージーランドのホリデーパークを参考にそこでコミュニティーが生まれる仕組みも構築。あくまでキャンピングカーに特化した日本初?の住民票が移せるホリデーパーク(キャンプ場)を白馬村に作るとか。

まとめ:創造のアイデアは無限大

地域にしっかり結びつき小さな小さな課題に対して「遊び心」を通じて解決していく。自称世界初?にこだわり失敗前提でやりながら学び、応援して頂ける方を味方につけ成長していくようなイメージ。
こんな素敵な起業文化が白馬で作れたら面白い。
 
白馬村の商工会では、毎年1回秋に白馬創業塾の制度があります。
白馬村でこれから創業を考えている方を対象に無料セミナーです。村外の方でも参加できるらしいです。ぜひご参考に!
※白馬村創業塾※

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