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6歳の娘から「パパ、お仕事ってつまらないんでしょ?」と言われたので分かりやすく回答してみました

毎日のように「なぜなぜ」攻撃をしてくる6歳の娘(名前はユラ)に先日は、「パパ、お仕事ってつまらないんでしょ?」といきなり言われました。
この質問は、僕の中で実は衝撃的だった。なぜなら僕の仕事は、ユラが産まれる前から大好きなスノーボードの会社を経営していて仕事がつまらないなんてユラの前で一言も言ったことがなかったからだ。
そんな究極な質問に対する回答を分かりやすくユラに伝えました。今回はそんなお話しです。
 
※今回、お話しする内容を読む前に前回の記事からどうぞ※

僕はユラに聞きました。「なぜお仕事がつまらないと思うの?」と

まずユラは、なぜそう思ったのか。今回の質問に対して「なぜ」で聞いてみました。僕はユラに「なぜお仕事がつまらないと思うの?」と聞きました。

ユラは僕に答えました。
「クレヨンしんちゃんで見たのと幼稚園の○○ちゃんが言ってたから」と。僕は「なるほど。良い答えだね」と伝えました。
そして今回、僕はユラに一番伝えたいことを結論から伝えてみました。

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「ユラに秘密を教えてあげるね。お仕事って面白い遊びなんだよ」

前回は、二者択一で徐々に結論に持っていく形でしたが、今回は、結論から直球で伝えました。
「ユラに秘密を教えてあげよう。お仕事って面白い遊びなんだよ。実はこれを知っている人は少ない。教えてほしい?」と小声で伝えました。
 
子供が、理解できないことを直球で伝えるにあたりキーワードは、「秘密」と「小声」です。「秘密」と「小声」を使わずに理解不明なことを直球で伝えるとユラは僕に「はぁ?!」と強めの一言で終わり遮断してしまう。
「秘密」と「小声」で伝えたところユラは僕に「教えてほしい」と言いました。

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つまり、この時点でユラが理解できないことについてワクワクしながら聞く姿勢になっているという訳です。
「よし!ここからパパはミスれないぞ」と自分の心の中で強く思い答えに導こう。そして僕はユラへ質問を続けました。

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「ユラ、パパの仕事はどんなことをしているか分かる?」

ユラが僕にこう答えた。
「スノーボードを作って誰かに売るお仕事!」
僕はユラに「大正解」と伝えた。

そう、僕の仕事は通年、白馬村のモンスタークリフ株式会社にてスノーボードの買取&販売と昨年度からTHEDAY.HAKUBAというスノーボードを作って白馬村で販売している。(6年前、実家の千葉県から家族で移住)

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僕はユラに続けて質問した。
「パパが作る大好きなスノーボードを誰かが買いました。買ってくれた人がスキー場で滑ったらどんな気持ちになると思う?」とユラに聞いた。 

ユラは僕に「楽しい」と答えた。
僕は、ユラに更に最後の質問をした。
「ユラ、楽しい時はみんなどんな顔になる」と聞いた。
ユラは「笑う」と答えた。
 
「そうだね。笑うね。」
じゃ、前に教えたよね。「笑う」ということはどういことだっけ?
 
ユラは、思い出したかのように僕に大きな声で答えた。「遊ぶだ!」
僕は、ユラにようやく伝えたいことが言えた。
「そうだ。つまり仕事ということは遊ぶということだよ。考えてたくさんに人を笑わす遊びだよ。この間のお話しと一緒だね」と。
 
6歳のユラは、理解できたようで「面白い」と答えた。

※なぜ「遊ぶ」=「笑う」なのかは前回の記事を読んで頂けると嬉しいです

では本題に戻ろう。「ユラ、お仕事ってつまらない」と思う?

再度、ユラからの最初の質問に戻した。
僕はユラに聞いた「ユラ、お仕事ってつまらないと思う?」
 
ユラは僕にこう答えた。
「お仕事って遊ぶことなんだね。〇〇ちゃんにも教えてあげよう」と。
最後に僕はユラに「どんどん発見したことを伝えてあげよう」と言い今回のお話しは終わった。

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【まとめ】僕は6歳のユラに一番伝えたかったこととは

答えのない質問に対し、具体的な事柄から抽象的な共通の概念を見つけまた具体的に落とす。つまり対話を通じて分かりやすい言葉で「具体的⇔抽象的」を行ったり来たりすることにより自ら考える力が大切だと知るんじゃないかと思う。
 
前回の話しから今回までで表すと
〇〇で遊ぶ(具体的)⇔笑う(抽象的で両者の共通事項)⇔スノーボードを作る仕事(具体的)
つまり「遊ぶ」=「仕事」であるということをユラが自ら考えて導き出す(今回はほとんど僕の誘導ですが笑)
 
抽象的な思考には、算数のような答えはありません。この見えのないこと、そして答えがないことに対して想像し考える力が大切なのでは。と思います。
 
今回もユラに伝わったかは謎ですが、「笑う」の更に抽象的な要素は「楽しむ」こと。ここから全てが始まることを感じてもらえたら嬉しいと思っています。

ー終わりー


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