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バーチャル起業(6)カスタマジャーニーマップ

定年だ。これからは、自分らしく仕事をして 楽しく生きよう。
同世代の会社卒業生に向けて、自分の世界を実現するお手伝いをします。
会社から、経済的・精神的に自立した状態になるために、起業しよう?
バーチャル起業で、腕だめし。

その課題はどんな人が感じるのだろうか?(前回)

今回からは、前回サンプルのペルソナを使って説明していきます。
今回は「キャンプ場」関連の課題を想定しています。
<ペルソナ>
名前: 酒井 あかね
年齢: 35才
出身: 三重県
趣味: 料理、釣り、ハイキング
職業: 東京の大学卒業後、中堅のIT企業にプログラマーとして就職
    システムエンジニアとして、プロジェクトのリーダーを務める。
生活: 9年前に同じ職場の人と結婚。
    現在は、小学6年生と、中学2年生の娘がいる。
    忙しい毎日でも、家族で週末のキャンプや釣りが好き
    家族の健康のために、食の安全、自然食材を選ぶことが多い。
    地球環境保全への強い関心がある。
キャンプについての拘り:
    キャンプ場に、自然環境の良い場所や、過ごしやすさ、安全性
    を重視している。
    設備に利便性も重要だと考えているが、環境優しい事が優先。
スマホ・ITリテラシ:
    Facebookやインスタグラムは、毎日見ている。
    普段は、iphoneをで情報を収集している。

あかね

今回は「キャンプ場」関連の課題を想定
また、イラストの様に顔(顔つき)や体つき、服装、持ち物、など事細かに書く事が重要です。
特別な人ではなく、世の中に普通にいる存在する設定です。

共感マップ

ペルソナは、基本的な属性です。
今回は、共感マップの例を挙げて行きます。
共感マップ(エンパシーマップ)は、その人がどんな価値観で、どんな事を思い行動するのかをまとめたシートです。
酒井 あかねの場合は、

  1. 考えていること (Think)

    • 家族との時間を大切にしたい。

    • 地球環境を保護するために、どのように生活を改善できるか。

    • キャンプでの快適さと環境への影響のバランス。

    • 職業と家庭のバランスをどう保つか。

  2. 感じていること (Feel)

    • 家族とのキャンプでリラックスと喜びを感じる。

    • 環境保全に対する責任感。

    • 忙しい仕事と家庭生活の中でのストレス。

    • 自然食材に対する安心感。

  3. 見ていること (See)

    • キャンプ場の自然環境と設備。

    • Facebookやインスタグラムでの友人や同僚の投稿。

    • 自然と調和するキャンプ用品の情報。

    • 家族の健康と幸せな様子。

  4. 聞いていること (Hear)

    • 同僚や友人からのキャンプに関するアドバイスや話題。

    • 家族からのキャンプに対する希望や意見。

    • 環境保全に関するニュースや情報。

    • キャンプ用品のレビューや推薦。

この様にペルソナの行動の動機が分かります。

カスタマジャーニーマップ

この後は、カスタマジャーニーマップで、課題がどのようにペルソナに関わっているかを明確にしていきます。

今回は、キャンプ場で週末を家族と週末を過ごそうと思っている状況で、直面する課題です。

ペルソナ「酒井 あかね」さんが、家族と週末のキャンプを企画して、帰ってくるまでのステージをカスタマジャーニーマップにしていきます。
まずは、家族でキャンプに行くとどんなステージ(プロセス、シーン)があるでしょうか?

すこし細かくすると、以下のようになります。

1. 家族で話し合い日程を決定
 
みんなの予定を聞いて、何時がいいか相談する
  ・子供の習い事や、塾なの都合もあってピンポイントの日程になってしまう。

2. キャンプ場の選定と予約
 
インターネットでキャンプ場を探す
  ・沢山のサイトがあり、検索した結果を比較するのが大変

3. キャンプ用品の準備
 道具の手入れが必要でメンテナンスが必要であった
 燃料など買い足すために、買い出しに行った
 ・近くに店舗がなく、全部揃わない

4. 食事の計画
 新しいメニューを試したいので、いろいろ調べた

5. アクティビティの計画
6. 安全対策
7. パッキング
8. 出発の準備
9. 出発前
10. 出発~到着
11. キャンプ中
12. 帰宅前
13. 帰宅後

今回は、いろいろな可能性を見るために細かくしました。
カスタマジャーニーマップでは、実際に顧客に状況を聞く前の仮説ですので、考えられる事を列挙しました。
それぞれのステージで、何を思ってどうな行動をするのか、仮説を考えて行きます。
例えば、キャンプ場を探すためにどんな事をして、何に不(不便、不満)を感じたのか?
何に(課題に)躓いて、どう行動をしたかを想定して記入して行きます。
例えば、2. キャンプ場の選定と予約では、検索での不便がある。
この不満は、「情報が纏まっていない」ために発生している。
この様にして、不の存在を明確にしていくプロセスである。

次回は、他のステージも実際に埋めて行きます。

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