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お金はよくも悪くも人間関係を断つ

こんにちは。東京都練馬区でマネトレをしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。

今日はお金は便利過ぎるという話を書いてみます。

お金は客観的

大学生のときに卒業旅行で初めて僕は海外に行きました。

2週間の学生旅行向けのヨーロッパ旅行でイタリア⇒スイス⇒ドイツ⇒フランスと回りました。

英語は受験英語だけで全くしゃべれなくて不安だったのですが、結果的に全く問題ありませんでした。

観光地を回っていたので、現地の外国人の方々は片言の日本人相手に慣れているという側面もありましたが、一番の要因は他にあったと今になって感じています。

それは、お金です。

お金のルールは世界共有です。通貨の単位は国によって違いますが、モノやサービスに値段があり、その金額さえあればモノを買ったりサービスの提供を受けることができます。

お金はコミュニケーションを省く

これにはいい面と悪い面があります。

昔は物々交換の時代があったり、お金はあっても信用力に欠けるなど、商売をするには不便な時代もありましたが、今はそんなことはありません。

相手がどんな人物かは極端な話関係ありません。肝心なのは、お金を持っているかどうかです。お金さえ持っていれば、ジェスチャーだけでも売買は成立します。

このように、お金は面倒なコミュニケーションをなくしてくれます。

これは、便利で資本主義社会が発展する原動力にもなりましたが、一方で人からコミュニケーションを奪ったと取ることもできます。

そこから発生している問題もなくはありません。

コロナ過でお金の使い方を考える人が増えているかも

そういった便利なお金の使い方が、行きつくところまでいっているのが今の時代のような気がします。

コロナで緊急事態宣言が出たりしても、ネットでモノやサービスを購入できるので、不便はあっても生活ができなくなることはありません。

しかし、人とコミュニケーションが取れなくて困っている人はたくさんいます。会社という組織の中でもそうですし、それ以外の場面でもそうです。

今週、お金の使い方に関する他の記事で、自分の感情を表現するためにお金を使う形が増えてきたという趣旨のことを書きました。

それにはもしかしたらこういう要因もあるのかもしれません。

お金とコミュニケーションというテーマを考えたところで、何かがすぐに変わるわけではありません。

ただ、とても大事なテーマな気がしたので、書いてみました。

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