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有名人がCMをしている会社の株式でも紙切れになることがある

こんにちは。東京都練馬区でマネトレをしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。

今日で2月が終わりですね。今日は株式を持つリスクについて書いてみます。

結論を書くと、株式を持つならこまめに相場のチェックをしないといけない。それができないから株式ではなく投資信託で投資をするということです。

滝川クリステルさんのCMで有名な企業の末路

滝川クリステルさんのCMに出演していたことのある有名な企業が本日で上場廃止になりました。

その会社は、グレイステクノロジーという会社です。

企業のマニュアルを作成する会社で、事業内容に特徴があります。個人的にときどき株価をチェックしている会社でもありました。

そのグレイステクノロジーは昨年11月に会計不祥事が発覚しました。

当社の株価は1年前には3,000円程度ありましたが、半年間で1/3の1,000円前後まで下がりました。その後、会計不祥事が発覚します。

その後、株価はさらに加速して値を下げ、1月下旬に上場廃止が決定し、本日がその上場廃止日でした。

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画像引用:ヤフーファイナンス

有名な企業でも株が紙切れになることがある

このように、有名人がCMに出演しているような会社でも、株式が紙切れになることがあります。

少し前でいえば、JALもそうです。

親方日の丸と呼ばれるくらいの会社で何かあっても大丈夫だろうとタカをくくっていた投資家も多かったのですが、本当に上場廃止になってしまい、証券会社に勤務時代の私も正直驚きました。

このように万が一のことがあり得るため、株式はこまめに株価をチェックすることが大事です。

大きく株価が動いていれば、その背景に何があるのか調べ、場合によっては売却する必要もあります。

具体的にどれくらいの頻度で株価をチェックするか、どれくらい下がったら売るかの基準はありません。そういうところも含めて持っている人自身が判断しなければなりません。

この下がったときに売るかどうかは非常に悩ましいポイントあると同時に、株式投資で最も大事なポイントでもあります。ですので、プロの投資家でも判断に悩むのが実情です。

こまめに株価をチェックできないなら株は持たない

このようなことがあった場合に、すぐに気づけるように株価をこまめにチェックしたり、大きく下がったときにうまく対処できないという方は株式を持たないのが無難です。

むしろ、ある程度リスク分散が効いている投資信託で投資をした方が無難です。

株式は発行体の企業が大きく成長すれば、それのともなって大きく株価が伸びる可能があるので、うまくいけば大きく資産を増やすことができます。ただ、それと同時に相場の動きをチェックしたり、勉強することが必要で、時間も手間もかかります。

株式への投資をする場合は、その時間や手間を惜しまないことがとても大事です。もっといえば、毎日あれこれチェックしたり勉強するのが楽しいと思える人が株式投資に向いています。

中には、そういったことにかける時間や労力を家族との時間や趣味などに使いたいという方も少なくないでしょう。

そう思うなら、株式ではなく投資信託での投資が向いています。

投資に自分はどれだけ手間暇かけられるか、かけたいと思うか、これらも投資の方法を検討するポイントです。

こういう視点も資産運用をするとき参考にしてみてくださいね。

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