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おすすめのお金の本その2:平均思考は捨てなさい

こんにちは。東京都練馬区で活動をしているファイナンシャルプランナー(FP)の佐藤彰です。

お金について考えるのにおすすめ本の紹介です。

平均思考は捨てなさい

平均という概念がどのようにして作られたか、中でも労働と平均に関する本です。

それってお金と関係ある?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

お金の情報は「平均だと〇〇」と語られることが多いです。数年前に話題になった「年金2,000万円」はその典型といえるでしょう。

この話題も数字が一人歩きして問題になりましたが、こういった数字に振り回されていたら、お金の問題を十分に考えることができません。

そのために、お金の問題を考える上で統計のカラクリ、中でもよく用いられる平均という概念について学んでおくことは大切だと思って、紹介しています。

このテーマで話題の書というとファクトフルネスをおすすめする人が多いですが、個人的にはこちらの方がおすすめです。

テイラーという学者が労働に平均という概念を提唱したのは産業革命のとき。

労働者の中にマネージャーが登場したり、細かい計数管理をするなど、それは経営の効率化につながった反面、労働者の個性が失われる点についても書かれています。

平均が生まれた歴史的背景、それがどのように従業員の働き方に影響を与えたかが書いてあります。

今はその反面教師として個性が尊重され、資本主義について懐疑的に見る人も増えていますが、まさに新しい資本主義について考えてみたい方にとって、ぜひ読んでいただきたいです。

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