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【五輪に思う ~日本的思いやりを世界に示す好機にすべき】

【五輪に思う ~日本的思いやりを世界に示す好機にすべき】(6月3日)
オリンピックの議論が一向に深まらない(敢えて深めようとしない)今の日本の政治は憂うばかりだ。
開催意義をかみしめることなく、このままなし崩し的にオリンピック開催となるのだろうか。政府は延期や中止を求める8割以上の国民と対話しないつもりなのだろうか。
個人的には中止を決断すべきだと思う。
アスリートの視点やビジネス的な視点に加えて、事ここに至り根本に立ち返る議論もあって良いのではないか。
オリンピックは本来「スポーツの祭典」だ。祭りの精神、参加者が感謝と思いやりを共有する場となってはじめて「祭り」と呼べるのではないか。
マレーシアでロックダウンが起き、インドやベトナムや台湾だけでなく、日本ではニュースにならない多くの国々で、今オリンピックどころではない。選手が来日できないだけでなく、その国の人たちはテレビでオリンピック観戦どころではない。先進国とその他一部の国々だけで「スポーツの祭典」と呼べるのか。
日本の受け容れ体制や安全確保云々も重要だが、根本に立ち返り、コロナで苦しむ国々が多数の中で開催すべきなのか?
私の答えはNOだ。
菅首相は、苦悩する世界の国々への思いやりのメッセージ一を高らかに発して、一刻も早くオリンピック中止を宣言する。
中途半端な状況で無駄になっている、コストも抑える。オーストラリ代表に次ぐ選手団が続々と来日する前に。
そのメッセージに世界が共感すれば、世界から2030年までの間の良い年に(北京冬季五輪も日程変更になれば、今の2024や2028が夏季五輪の年になるかは分からない)「TOKYO 2020」をやろうという話になることだってあろう。
楽観的過ぎと言われるだろうが、世界は捨てものじゃない。何より、世界の共感を呼ぶ流れをつくるのが、世界のリーダーたるものと考える。

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【五輪に思う ~日本的思いやりを世界に示す好機にすべき】 オリンピックの議論が一向に深まらない(敢えて深めようとしない)今の日本の政治は憂うばかりだ。 開催意義をかみしめることなく、このままなし崩し的にオリンピック開催となるのだろうか。...

Posted by 佐藤 泰樹 on Thursday, June 3, 2021


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