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子供向け国民的アニメと私。

今日は土曜日だろ、っていうツッコミは一旦横に置いておくとして。

金曜日といえば、何を思い浮かべるだろうか。

学生も社会人も、大半は「今日頑張れば休み!」と思って生活しているのだろう。社会人の中には、プレミアムフライデーを思い浮かべる人もいるのではないだろうか。(プレミアムフライデーが本当に機能しているかどうかはさておき。)

私は金曜日と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、『それいけ!アンパンマン』だ。もう一度言う。アンパンマンだ。え、アンパンマンって子供向けアニメじゃないの?あなたは大人になっても観ているの?なんて言われそうだけど。大人が観ても案外面白いと、私は個人的に思っている。


あらすじと魅力

知らない人のためにざっくり書くと、「アンパンマン」という正義のヒーローが主人公で物語が展開していく。困っている人(人と言っていいのか・・・)を助けたり、「ばいきんまん」をはじめとする敵を退治したりするのがアンパンマンの役目である。

私が思う最大の魅力は、なにがあってもハッピーエンドで物語が終わるところだ。どんなにアンパンマンが不利な状況に置かれても、ミラクルが起こってアンパンマンが有利になる。結果、アンパンマンの必殺技「アンパンチ」で敵がみんな吹っ飛ぶ。これで一件落着、街に平和が戻りましたとさ。めでたしめでたし。ここまででワンセット。大抵の場合はこんな感じで、ハッピーエンドに収まる。

ハッピーエンドで終わるからこそ、私は観ていて気持ちが晴れ晴れとする。どんな話もハッピーエンドで終わると分かっているけど、アンパンマンを観ていたらちょっと元気になる。嫌だなぁと思っていることが、一瞬どうでもよくなる。

また、アンパンマンの奉仕精神が素晴らしい。お腹が空いている人(やっぱり動物だよね・・・)に自分の顔の一部を差し出す勇気。どんな苦境にあるキャラクターも助け出す力強さ。現実世界にこんな人は存在しないだろうなぁ、と常々感じながら、アンパンマンが戦う姿を毎週眺めている。


アンパンマンに物申す

ただ、『それいけ!アンパンマン』を観ていると、ツッコミどころがたくさんある。その中で、私が毎週のようにツッコんでいることをここに2つ記す。

名犬チーズの通訳・バタコさんの能力が高すぎる

パン工場でジャムおじさん、バタコさんとともに暮らしている名犬チーズ。基本的に「ワンワン(アンアン)」としか言わないんだけど。バタコさんは、チーズが何を言っているかを完璧に理解している。「ワンワン(アンアン)」の声色や言い方が違うだけなのに、いつも言っていることが全然違う。

バタコさん、すごすぎない?なんでそんなに分かるんだろう。一方、ジャムおじさんはバタコさんとチーズの会話を聞きながら微笑んでいるだけ。絶対、ジャムおじさんはチーズが言いたいことを理解していないな。

アンパンマンの顔が変わるシーンが怖すぎる

アンパンマンがばいきんまんに顔を濡らされたり、汚されたり、潰されたりするシーンがたまにある。その後、様々なキャラクターが様々な方法でジャムおじさんたちに知らせてくれる。その知らせを受けた彼らがアンパンマン号に乗り込み、アンパンマンの新しい顔を作る。その後、バタコさんがアンパンマンに新しい顔を投げつけるのがお決まりなんだけど。

あれ、よく考えたら怖くない?一瞬だけ顔のない状態になるなんて。しかも、バタコさんはアンパンマンの新しい顔を超高速で投げつけているし。しかも、ほぼ百発百中。すごいんだけど、一瞬だけ首がぶっ飛んでいる気がして怖い。子供向けアニメ番組であり、関東では毎週金曜日のお昼前に放送している。その中で、そんなホラーな場面があって大丈夫なのだろうか。


それでも、アンパンマンを観続けているのは。100%ハッピーエンドになると分かっているからこそ、観ていて気持ちがスッキリするから。大学受験も、調子を崩してからも。私はいつもアンパンマンに助けてもらっている。

今後も、飽きるまでアンパンマンを観ようと思う。一体、何歳まで観続けるつもりなんだろう。それは私にも分からない。

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