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【シモカタセイジさん】「キャリアを積むための転職だってやってもいい。目的から逆算して働き方を考えてみた結果」~キャリアデザインを考えるヒント~

「この働き方しかないと制限していた
昔の自分に教えてあげたい働き方」をコンセプトに
新しい働き方に挑戦している人を紹介する
『新しい働き方辞典』

今回インタビューさせて頂くのは、
ブランディングと思考整理のスペシャリスト
シモカタセイジさんです!

これからのキャリアデザインを考えるにあたって、
どのような考え方をすればよいか?
そんなエッセンスが詰まったインタビューになりました!


◆キャリアアップのための転職

【略歴】
高校の頃、バンド結成。
大学は中退し、古着屋勤務+バンド活動。
バンドが順調でライブツアーもするが、
体調不良になり、改めてやりたいことを再考。

その後、
インテリアショップアルバイト➔店長
➔営業を学ぶため不動産業界
➔広告代理店、など
勉強・経験を目的に、その後も複数転職。

4年ほど前から、ブランディングや動画編集など、
現在の仕事をしている。

里:
体調不良をきっかけに
インテリアショップの方へ進まれましたが、
どのように考えて選択したのですか?

シモカタ:
21才の時、体調不良で古着屋もバンドもやめて、
自分は何をしたいかと改めて考えたら
映画監督とインテリアデザイナーだった。

それで、映画監督は無理だろうと、
インテリアの方へ進むことに。



もともとずっと勤めるつもりはなくて、
デザインの道に進むためにも
知識が欲しかったから選びました。

そこで経営やブランディングも学べました。



31才から2年間は、不動産の営業へ。

独立しても仕事が取れると思えなかったので、
営業を学ぼうと思って。
一番厳しそうな不動産に行きました。


その後は1年ずついろんなことをやって、
インテリアの多店舗展開、リノベーション、
広告代理店など。

1つの場所にずっといることに拘りはなく、
そこで稼ごうとも思ってなかった。
勉強や経験の場として考えていました。



今のように、動画編集やブランディングの
方向になったのは、4年ほど前から。

里:
『キャリアを積むための転職』という感じで
当時では珍しい海外的な考え方だと思いますが。

なぜそういう考え方が身についたんですか?

シモカタ:
もともと自分の名前で仕事がしたいという気持ちが強かった。

海外に興味があって高校では国際化に通い、
留学も経験。

そこで逆に日本を知りたいと思って、
大学は比較文化学部に行きたいと考えていた。
けっきょく違う学部に進むことになったけど。



そういえば、両親がクリスチャンだったので
週末は家族で教会に行き、
いろんな大人と話していた。

子どもの頃から対等に話せる大人がいたことで、
「いろんな生き方・考え方があるけど
 それは全部正しい」
という考え方が身についたと思う。

その人にとっての正解があれば良い。

それが自分を形作っている要素の1つだと思う。



自分は目立たない人間だったので、
中学の頃からモテたいと思っていた。
それで客観性が強い子どもだったと思う。




◆ブランディングで魅力を届ける助けになりたい

里:
「4年前からブランディング」とのことですが
どのような経緯でその道に進んだのですか?

シモカタ:
はじめはブランディングが仕事になるとは思ってなかったけど。

4年前、新しい働き方LAB
コミュニティマネージャーになるタイミングで、
ブランディングは仕事になると確信が持てた。



クライアント様に
なぜそんなに依頼をくれるのか聞いたら、
「デザインを作るだけじゃなくて、その先の
プロモーションや企画も考えてくれるから」と。

それで、ブランディングができるから自分は
必要とされるんだ
と気付き、
その道をもっとちゃんとやろうと思った。

里:
いろいろな業界のお仕事をされていますが、
なにか軸になるものはありますか?

シモカタ:
いろんなことをやっているけど、
独立する前から根幹は同じ。

『魅力が届かず困っている人の
 魅力をターゲットに届ける助けとなること』


これが一番の目的。
これは変わらなくて、手段だけが変わっている。

いろんなことをしているように見えるけど。
それは手段を学んでいるだけ。

手段はなんでも良いと思っている。

里:
「モテたい」に繋がりそうですね。
「お客さんをモテさせたい」みたいな。

シモカタ:
まさにそれに近くて、軸はぶれてない。

自分がいろんなものを持っていたら、
そんなこと考えなかったのかもしれないけど。

自分は持ってないと思っていたから。
自分で作り出したり、
どうしたら人の役に立てるかをひたすら考えて、
かなり考え尽くしてはいる。

里:
いろいろ考えているから、
思考整理の仕事ができるのでしょうか?

シモカタ:
確かに、言われるとそうかも。

思考整理してるのも、『考える』に対する
ノウハウを持っている
っていうのが近い。



心理学や思考法など、いろんな本を読んでいて。
他にも、ビジネス、マーケティング、小説など、
いろんなジャンルを読んでいる。

一時期狂ったように読書していて、
1年間で1000冊読んだこともある。
休みの日に10冊とか。

里:
速読できるんですか?
(うらやま!!)

シモカタ:
できますよ!

いつの間にか、気付いたらできていた。
子どもの頃からめちゃくちゃ本を読んでいた。




◆誰でもどこでも挑戦できる

里:
今までもいろんなことをされていますが、
これからの展開はどのように考えていますか?

シモカタ:
基本は『魅力を届ける』だけど、
今後も手段は変わっていく。

独りでできることには限界が来ていて、
じゃあ何がしたいかと考えた時
「いろんな地域に、そういうことができる
 クリエイターが増えると良いな」
と思った。



自分の場合
「とりあえずやる」をひたすらやれて、
あとは諦めなかっただけ。

・・・ということは、誰でも、どこにいても、
新しいことを始めるチャンスが等しくある!


それを伝えるアクションを起こしたいと思って
クリエイタースクールを作りました。



生徒さんを育てた後は、
自分がそこにいても、いなくても、関係なく、
地域にそういうクリエイターがいることにより
地元の仕事が地元で流れる。

その人たちがリテラシー高く、
レベルの高いものを納品できる状態を作れたら、
地方と呼ばれている場所が、もっと面白くなる。

クリエイティブな仕事をする人にとっても
生きやすい社会を作る。


そんな展開を考えています。



こんな髪の色で仕事を転々としてたら
変わってると思われそうだけど。

そんな自分が福岡市の企画リーダーやったり、
大手PCメーカーの仕事もやったり、
行政の仕事もしてる。

そういうことが、できる時代になっている。

それに気付いていない人もいるから
気付いていない人に伝えたいと思う。

里:
オンラインでも、リアルの合宿でも、
動画編集などのスクールをされていますよね。
近々、開催されるものはありますか?

シモカタ:
12月26日はオンラインでAfter Effectで動画編集。

来年1月21・22日はLAC横瀬で、
動画撮影と編集のスクール
を行います!

主催は『the C』で、これは司会ができる
WEBデザイナー廣沢香菜さんと作った会社です!
代表は廣沢さん。



creative(創造的)、can(できる)、
culture(文化)、community(共同体)
challenge(挑戦)

『C』ではじままる単語はいろいろあるけど、
世の中にあるCをたくさん集めていくと
世の中が変わるんじゃないかと思って。

廣沢さんのやりたいこととを叶えていくと
子どもが大人に憧れる社会になる。
クリエイターが生きやすい社会になる。


それが、自分の目指しているものと一緒だった。
それで、一緒に会社を作りました。

里:
Peatixをチェックすると、イベントが分かりますね!
(このページ最下部のリンクをチェック!)




◆フリーランスの社会的地位を上げたい

里:
5年後、10年後は何をやっていると思いますか?

シモカタ:
10年後は目標があって、
一番少ない人数で、上場企業を作りたい。
3人とか、本当は1人でも良い。

なぜかというと、
「フリーランスで上場してるヤツがいる!」と、
世の中にとって、分かりやすいから。

フリーランスの社会的地位を上げたいと思っている。

里:
それもブランディングになりますね。
フリーランスは社会保障が違ったり、
信用が無いと見なされることもありますもんね。

シモカタ:
優秀な人材は会社が無くてもやっていけるし、
フリーランスと会社員は、上も下もない。

フリーランスか会社員かという枠ではなく
「この人と仕事がしたいか、したくないか」
の一点のみにおいて評価される世の中

なって欲しいと思っている。

今はSNSなどで、それができるチャンスがいくらでもある。

里:
それこそ『名前で仕事をする』ってことですね。

会社を辞めるかどうかの二択で悩む人も多いけど、
自分の名前で仕事ができていたら、どっちでも良さそう。

シモカタ:
その通りで、どっちも間違いじゃない。

会社で安定した収入を得ても間違いではないし、
会社勤めながら副業やるのも間違いではないし、
フリーランスが会社作っても間違いじゃないし。

でも今の世の中では社会的信用の差があるから、
その差はなくしたい。



さっき10年後の目標を言ったけど
3年後・5年後には、フリーランスの社会的信用が
会社員と変わらなくなる仕組みづくり
が完成していると思う。

5年後に制度まで変わったら最高だし、
制度までいかなくても、仕組みづくりができたら良いと思って。
今、何人かの面白い仲間と仕込み中。

年明けくらいにプレスリリースを出せたらいいなと画策中。

里:
なんと!!(º ロ º๑)
Twitterを要チェックです!

➔Twitter
https://twitter.com/Kikaku_shitsu




◆自分の好きなことからどれがお金になるか考える

里:
最後に、
これは『新しい働き方図鑑』のコンセプトなので
皆さんにお聞きしているのですが。

「この働き方しかない…」と
自分の働き方を制限している人がいたら
なんと声を掛けますか?

シモカタ:
会社員という働き方は、1つの正解。
間違いじゃないから自信もって良い。

でも不満があるから、何かを調べたり
行動しようと思ったりしていると思う。

不満を解決するため何か行動しようと思ったら、
まずは自分の趣味や好きなことから
どれがお金になる可能性があるかを考える。


もしかしたら、
アンケートに答えて50円になったり、
不要なものを売って1000円になるかもしれない。

1円でも、10円でもいいから、
自分で稼いでみる。

これは誰でもできるし、迷惑かからないし、、
やろうと思えば誰でもできること。

まずは、やってみたらいい。



そのうえで
「お金稼ぐことは悪いことじゃない」
ということ。

すごく稼いでいる人のことを、
「悪いことして稼いでいる」
という認識を持つ人がいる。

確かに悪いことしてる人もいるかもしれないが、
それが全てではない。

マジメに、丁寧に仕事して、
それできちんと稼いでいる人もたくさんいる。

「稼ぐこと=悪」と思うと行動できないので、
その認識だけは変えた方が良い



あと、自分の尺度だけで見ないこと。
「人が嫌がることを進んでやるから稼げる」
ということもあると思うが、
好きでその仕事をやっている人もいる。

それは尊敬と感謝をもって見るべきだし。

外から見て、自分はイヤだと思っても
誰もがそうだと決めつけることはできない。

里:
今は働き方が自由になりつつあって、
かえって迷ってしまうけど。

働き方を選択する時にヒントになる考え方を
たくさんお聞きできたと思います。

ありがとうございました!



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