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今週の宇宙なカレーは東京です(1月9日~1月15日)


カリー プンジェを、広義でのカレーというカテゴリにくくることには反対です。

カレーでくくるには、もったいない。
プンジェ料理とカテゴライズして崇める必要があると思った。

メニューはいつも1品とチャイのみ。
駅からもそんなに近くはないし、お店が俄然目立つわけでもない。
営業時間も短く少なく、イレギュラー。


なのに。

整理券システムを導入するほど、お店はいつも忙しそうにしている。

この日は、11時半OPENのところ、10時半くらいにお店にむかった。
1番のりではあったけど、その5分後くらいには整理券を受け取っている人がいた。

さて、1時間ひまです。
時間までぶらぶらと池袋徘徊をした。

11時半になるとお店がしっかり電気を点けてる。
中に入るとスパイスのいい香り。

やさしそうな店主さんが丁寧に説明をしてくれる。
迷いに迷って小を選ぶ。
260gでも同じ値段なのか。

タイマーをはかり、1皿ずつ正確につくっていく。
ここにも店主さんの丁寧で繊細なところが見える。

ビリヤニ風ポロウ(1400円)

ぴぴぴとタイマーが鳴り響き、おまちかねのビリヤニ風ポロウが出てきた。
どうやらタイマーは、表面のかりっとした焦げを作るのにかかる時間を計測してたみたい。

表面のおこげにはじゃがいものスライスが張り付いている。
下にはラムキーマのグレイビー。
さらに下には塩分控えめなビリヤニが。
ところどころナッツが散りばめられている。
周りは高菜、グンドゥルック、ミントチャトニ、パイナップル、ライタ。

混ぜて食べたり、単体で食べたり。
ライタの酸味が嬉しいと思ったら、高菜の辛さでいい気分になり、パイナップルの甘さが幸せだった。

食感も色も見た目も何をとっても知らない世界。
何を食べているんだろう。
このどきどき感こそが自分のもとめるカレー像に近かった。

そもそも、ビリヤニ風ポロウってなんだし。

ポロウもビリヤニも中東アジア〜中央アジア圏で食べられるお米料理ではある。
ポロウの表面の焦げっぽさと、カレーソースがかかったビリヤニのいいとこ取りを表現しているらしかった。

この記事で、わかりやすく説明しようと思って何度も考えた。
見返してみても、何言ってんだって感じですよ。
店主さんも、料理の説明を真面目にきらきらと話していたけど、相当お狂いになられてる。
いい意味で。

あの世界観がすごく好きでした。

チャイ(300円)

食後はチャイもしっかり飲みます。
ドライレモンを齧ってはチャイを飲む。

7回くらい繰り返したら、すでになくなっていました。

12時。
15時台の整理券を取りに来たお客さんとすれ違って、早起きした自分に感謝してますずっと。

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カリー プンジェ
住所:東京都豊島区池袋3-21-13(池袋駅より徒歩10分)
営業時間:17:30~21:30(木・金・土)
     11:30~15:30(日)
定休日:月曜日・火曜日・水曜日

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