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今週のおびえるカレーは神保町です(10月13日~10月19日)


巷で流行りのスパイスカレーがのりのりでインスタグラムを流れてくるジャパンです。


マイノリティなものが好きとかみんなと違うことがいいとかいうありきたりな話ではなく、カレー&ライスの脈拍を感じるみたいなカレーを知ってほしいので書かせてください❗️


言い方が大げさだね。
七條

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神保町の古い洋食屋さんであります。

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満員。


中に入るとまずお客さんの余裕が凄い。
本を読んでいるおばあちゃんと大学の同窓生らしき70代のおじいちゃんの集まりと。

みんなご飯のためだけにここに来ていない感が凄い。


人生の一部みたいな扱いになれるお店の存在感にびびっている。
この日はアラカルトで何品か注文です。

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ホタテと蟹とアボカドのタルタル スモークサーモン(1800円)

超濃厚。
海の生きものの出汁が濃くおそろしいだわ。

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海老フライとメンチカツ(450円)

こちらは食感がざくざく。
さらにタルタルソースの安心感。
カレーを食べに来たはずなのにすでにゴールみたいな食事になっている現場。


そして、カレー。

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和牛スネ肉と摺りおろし野菜のカレー(1050円)

うかれる。


あまりにも前菜がいやらしいもんだから
カレーにもうっかり期待してしまったけど
いやはや、この佇まいよ。脳みそを超えてきた。


食べてみると、小麦粉を感じさせない、ピュアピュアなカレーですよ。
野菜のピューレを食べているようにジューシー。

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もぎたて感。
ジャガイモ、リンゴ、ニンジンのすりおろしを使っているらしく。
ジャガイモが特徴的な舌触りを作っているということだった。


玉ねぎ炒め倒しちゃいましたみたいな、よくある甘ったるさは感じず、飲み込んだ瞬間にきりっとしているのが素晴らしい。


ビーフはやわらかく、少々細かめのカット。キーマでもなく、塊とも言いがたい絶妙なところ。
カレーとなじみきっている。


のこしておいた海老フライもメンチカツも、カレーにつけてみたら一層です。
シンプルな淡い色の福神漬けと一緒に食べてもいい。


ずっと口の中に入れていたくなる。あーむちゃくちゃだ。



最近日本のカレーの存在に危機感を感じている。
ほんとうは過去つくってきたカレーって超すごいのに、新しいものが増えていって多分ここのカレーを食べるたびにそんな風に怯えるんだろうなぁ


こまったな。


とりあえず明日行ってください。


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七條
住所:東京都千代田区内神田1-15-7 AUSPICE内神田 1F(小川町駅より徒歩5分)
営業時間:11:30~14:00 18:00〜20:30(月曜日〜金曜日)
11:30~14:00(土曜日)
定休日:日曜日・祝日

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