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自分、自分という自分

わたしという人間、自分という自分は……。

わたしの場合、
きっと幼い頃にマイナス思考だったからこそ、今の自分になれたと思う。

振り返ると、幼い頃の自分は指折り自分の欠点ばかり数えていた。なんでこんな不幸な世界に産まれたのかと考えていた。特別に両親のことがキライだった訳でもない。友人に何か責められた訳でもない。けれど、ただ生きることがとてもつまらなかった。

ある時、それは小学校六年生の修学旅行で、こっそり自分の命をなくそうと思った。その計画は修学旅行一日目の夜に皆んなが枕投げに夢中の隙に、部屋から飛び降りてしまおうというものだった。しかし、その日がやってきて、わたしたちの寝る部屋は意外にも高層階だった。窓から下を覗き込んだら凄く高くて……とても怖くて……怯えてしまって計画は中止となった。

それから、18歳の時である。対面で占い師さんによる占いを受けてみた。わたしは以前から星占いや血液型占い等が好きで、対面占いはとても興味があったのだ。
その際、占い師さんにとても大切な言葉を言われたことを今でも覚えている。それは……

「あなたはマイナスに考える癖があるので、プラスに物事を考えた方がいいですよ。言霊と言って、悪く考えたら悪い方向へ、良く考えたら良い方向へ物ごとはいくものです。」と。

本当はその時、全然別のことを占い師さんに尋ねるはずだった。しかし、そのことはすっかり忘れたが、この言葉だけは、心に今でもずっーと残っている。

それからというもの、少しづつ自分自身が変われた気がする。負のオーラから正のオーラへ。少しづつ、少しづつ、変わって今の自分がある。

今も時々クヨクヨした弱っちぃ自分になってしまうが、基本はポジティブなので、立ち直るのも前より早くなった。そう、そこなのだ。
基本ネガティブだと、ウジウジしてる自分から立ち直りにくくなる。けれども、自分の基本形、ホームは、ポジティブでなきゃと思っている。

自分、自分という自分は、産まれる前から性格や特性が形成され、産まれた後には経験や知識、知恵など身につけて、確固たる今の自分になってゆく。だから、わたしは自分のネガティブな時代や失敗ばかりの黒歴史的な時代も、ちゃんと受け入れ肯定したいと思う。

これからの自分は果たしてどんな自分に変化してゆくのだろう。今、目の前にあることをボチボチこなすことから始めたい。それを積み重ねることによって、新しい景色が見えてくるかもしれない。それも人生の楽しみであろうと思う。

自分という自分と上手く付き合いながら、自分らしさを大切にこの先も生きてゆきたい。



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