ブランド階層について【sato流マーケ講座Ⅱ⑩】
パッケージの正面やラベルを観察しますと、コーポレートブランド(社名)やブランド名が入っていたり、あるいはコーポレートブランドが入っていなかったり様々です。
例えば、下の写真のように『キッコーマン しょうゆ』という具合に、「コーポレートブランド」と「カテゴリー名称」(その商品の一般的な名称)のみが書かれているものもあります。
一方で、下の写真の『無印良品』のように、「コーポレートブランド」はなく、「ファミリーブランド」や「冠ブランド」と呼ばれるブランドコンセプトに基づいて括られた商品群の名前だけが付いていて、それにそれぞれの「カテゴリー名称」が付いているものもあります。
*『無印良品』のラベル下1/3は、通常パッケージの裏面に入る基本的な製品情報です。ここには、発売元の『良品計画』の文字が入っていますが、これはブランドとしてあしらっているわけではありません。
ブランドにはそれぞれ意味があり、ブランド化した場合(お客様の頭や心の中で、はっきりとそのブランドを認識している状態)、そのブランド名やロゴが入っているだけでお客様にメッセージを伝えることができます。
これらブランドの種類は、『ブランド階層』として整理することができ、商品の顔であるパッケージの正面デザインにどの種類のブランドを入れ込むかどうかは、それぞれの戦略によります。
以下、ブランド階層についてまとめております。
また、コーポレートブランドを表に出す場合と出さない場合の事例もご紹介しています。
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