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ひろのぶと株式会社 愛の劇場:株主優待イベント

こんにちは、さちこです。普段は、外国の方に第二言語としての日本語を教えています。どうぞよろしくお願いします。

世に「ひろのぶと株式会社」という新進気鋭の出版社がある。

読みたいことを、書けばいい。』『会って、話すこと。』の著者である
田中泰延さんが立ち上げた前衛的?革新的?な出版社だ。
何がどう前衛的?革新的?なのかは、こちらを読んでいただけるとよいかも。

先日、その「ひろのぶと株式会社」の株主優待イベントが開催された。

迷っては一大事と珍しく早め行動をしたら、珍しく無事にたどり着き、
開場時間前後には既に到着してしまい、
眼前の会場のおしゃれな雰囲気にのまれながらオロオロと中を覗いていたら、
お社長のひろのぶさんが気づいてお声をかけてくださり、
その声にかぶさるほど素早くお元気な声で、受付にいらしたお社員の加納さんも呼び入れてくださり、ほっとして中へ入ることができた。

加納さんから名前と身分証明書の提示を求められていると、
後ろから「身分証明書と家の鍵と…」とひろのぶ社長の声。
ひと笑いして、緊張がほぐれる。

今回のゲスト・お一人目は、
ひろのぶと株式会社の初書籍『全部を賭けない恋がはじまれば』の著者である稲田万里さん。

現代の若い女性にスポットを当てた鮮烈な小説。しかも、なんたって表紙をはじめ装丁が無限に可愛い。手にとる価値ある一冊だ。

ゲスト・お二人目は、ひろのぶと株式会社の第2弾書籍『スローシャッター』の著者である田所敦嗣さん。

仕事の旅(出張)をメインとした紀行文。こちらの装丁はどこまでも格好良い。
なんたって暗闇でも格好良いのだ(↓下記、記事参照)。手にとる価値ある二冊。

イベントは事前に募集された質問に答える形で進んだ。

司会のひろのぶさんは、次に取りあげる質問を探してくださいながら、稲田さんに話をふったり、田所さんを翻弄したり、合間にボケを挟んで会場中どころかYouTube中継の向こうにいらっしゃる聴き手をも(おそらく)笑わせ、千の手を持つ観音様のようなご活躍。

稲田万里さんは、時々「えーっ」と答えに困る様子を見せながらも、結局はどの問いにも真摯に答えてくださる。お優しい。

田所さんは、twitter界隈では声が小さい、笑わないなどの噂が飛び交っていたが、
働く人のさすがな見解で答えつつ、時折万里さんを優しく気遣う様子に、
噂とちゃうやん、万里さんの言う通りやん(↓下記、記事参照)と思った。

御三方の醸し出す、あったかい空間に数時間いたせいか、
イベントが終わって数日経っても、心がほこほこと温かく、元気が継続している。

愛が溢れるイベントだった。

そんな御利益満載のイベントの様子は、
現在も、株主でなくても、YouTubeで観ることができる。

お話を伺いながらメモをとる気満々で手帳を膝上に置いていたのに、
お話に夢中になってしまい、今、見直すと、

まどみちお ”いわずにおれない”
作家の目 名付け
ひろのぶさん ”文学はクエスト”

という暗号のようなメモが燦然と残っていた。

著者に支払う印税を2割からスタートしたり、
どこまでも太っ腹な「ひろのぶと株式会社」である。
今後益々の御活躍を祈念して、一本締めをしたい、お手を拝借、いよぉーー!!

(お読みくださり、ありがとうございました)

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