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学校に行く理由が見当たらない
こんにちは、TO-JIBAのひろみです。
昨日、不登校の娘が分散登校の一部に行きました。
その時気づいた娘の変化について、書きます。
理由がなくても行ける
ここ半年くらい、週2回2時間ずつ学校に行っていました。
教室には入りませんが、保健室や空き教室にいます。
登校日は、前の週に娘と担任で打ち合わせをして決めます。
この時間こういう内容をします。
やる理由は○○です。
先生も手が空いています。
どうですか?
健康診断だったり、主にテスト。行く理由があれば、登校するし、理由もないのにわざわざ行かないというスタイル。
昨日、ふと気づいたのですが、最近理由がない日も学校に行くようになりました。
私の感想は、純粋に「へーすごい!」
いや、娘が不登校になる前は、当たり前のはなし。
小学生が毎朝学校に行くのに、理由なんていらないでしょ。
違う星の人のコトバ
末娘が学校に行かなくなった時は、パニックでした。
何で?どーして?何が不満なの?困っていること、嫌なことあるの?
原因究明に必死です。
原因がわかり、それを取り除けば、また登校できると思っていました。
でも、娘はそうではなかった。
今思えば、本人から見て納得のいかないままに日々が進むことに耐えられなかったのでしょう。
その時娘に言われたのが、
学校に行かないデメリットもわかるけれど、それを上回るメリットが見当たらない。(当時8歳)
なんじゃこりゃ?
新しい星の人だと思いました。
私は、違う星の人のコトバが理解できないので、従うことにしました。
と、いうか、諦めの境地。
いろいろ思うところはあるけれど、頑張ってみたところで、空回り。
行くのは私ではないから仕方ない。
本人はいたって平常心。
学校一切お断りではなく、必要性がある、と感じた時は登校。
そして、とっても真面目に作業をこなしてきます。
テストがあると予告されれば、自宅で対策をとり、学習発表会で、照明を頼まれれば、照明だけやって帰ってきます。
誰の命令も聞かない人
私が子供の頃は、大人の言うこと、先生や親の言うことを聞いてさえいれば安心と思っていました。
娘は、うのみにしません。
自分のアタマで考えて、摩擦を恐れず判断しています。
まっすぐに、他人の期待に応えず、自分がどう思われるのか気にせず、自分を生きています。
私から見たら、学校からの提案に「断る、やらない」という選択肢があることに驚きの連続。
先生もそんな娘を尊重してくれました。
提案はするけれど、強制しない。
その1年があっての今だと思います。
学校全体でそのままの娘を尊重し、受けとめてくれたからこそ、「理由がなくとも」学校に行く日が増えたのでしょう。
学校にとっても、異例尽くめ、今までにないタイプの娘。
色眼鏡をかけず、まっさらな心で対応してくれました。
学校サイドの立場としては「不登校をなくすべき」という圧もあるでしょうに、本当にありがたいです。
見守ることしかできない
最近は保健室を拠点として、活動しています。
テストなど学習の他、他学年の教材の見本を作ったり、不足した雑巾を縫ったり、自由に活動をさせてもらっています。
親として何ができるのか?
娘は、誰の言うことも聞かないので、本当に見守ることしかできない。
困ったときの相談相手になったり、学校との懸け橋としての親の役割はあれども、主役は娘。
学校に行かせようと思った時もあったけど、娘が思い通りにならない人で良かった、と心から思います。
娘は力強く、自分の人生を正直に生きています。
既成概念をぶち壊せ
娘に、「子どもが学校に行かないと、人生がダメになっちゃうかと思って、心配だったんだよ」と言ったら
それ、ウケる。
と、ひと言。
新しい星の人のコトバには、驚きと発見だらけです。
これから
中学、高校と、どうなるか、アタマをよぎることはあります。
でも、それは私の心の中の問題だから、自分で何とかしようと思っています。
娘ではなくて、私がただ問題だと感じているだけ。
不安と共に大丈夫。
娘と自分の人生を信頼しています。
新しい星の人は、小さいながら、しっかりと自分の足で歩いています。
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