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国立西洋美術館の企画展「シャセリオー展」は行くべし

美術館に行くことは決めたけど、何を見るのかも決めずにふらりと上野の森へ
2館ぐらい回れるだろうと、チケットブースで悩んだ挙句にポスターの印象だけできめた。
国立西洋美術館のシャセリオー展

申し訳ないけど、この時期の企画展ではNo.1と言ってもいいでしょ
その次に行った東京都美術館のティツィアーノとヴェネツィア派展がかすんでしまった。少しだけしか知識がなくって…とか、あまり絵を見たことないって人にもお勧め。

ロマン派の異才とか呼ばれているそうだが、圧倒的な彼の絵に魅了されてしまってそんなのどうでもいい(笑)。
人は目に印象を持つというけど、シャセリオーの描く人物の目は生き生きとその感情を表していて、絵画と正対していると絵画の中の人物が浮き上がってくる。それにギリシャ彫刻の影響を強く受けた筋肉と身体の描写が生々しく妖しい美しさを放っている。
ボクが気に入ったのは、彼の絵に使われているブルーこれは実物を見てほしいね。ゴッホのような有名なブルーではないけど、この色づかいがとてもよかった。

何度も言うけど、これは見ておいたほうがいい。
ルーブル美術館所蔵の作品を中心にした回顧展はフランスでも過去2回しか実施していないとか、東京で見れるなんて幸運以外の何物でもない。
とっても有名なルノアールとゴッホとかだったら何度も企画展実施されるけどね。
前売り券はなく当日券のみ。中学生以下は無料。
期間:2017年2月28日(火)~2017年5月28日(日)
時間:午前9時30分~午後5時30分
   毎週金曜日:午前9時30分~午後8時
   ※入館は閉館の30分前まで
   ※シャセリオー展は土曜日の夜間開館はありません。



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