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目[me]によるドーパミン大爆発トーク

昨日参加したオンラインでの目 meのオンライントーク。

目 me とは現代アーティスト集団で,以前の目 meの展覧会についてはぷらいまり。さんもまとめてくれていました。


このトークセッションは,千葉市美術館での,「非常にはっきりとわからない」展を踏まえてのこんなテーマだった。


まさに「見る」とはなんなのか。

私たちは世界を見ているのか。
むしろこんな状況は誰もが見えていないのではないか。
ふとすると見方によって自分たちが殺されてしまうかもしれない。
こんな状況で人々は否応なく影響することを突きつけられている。東京でのわたしの行動が,
数日後には遠いアメリカの誰かを傷つけているかもしれない。
どんどん見えなくなっていく。

東北大震災の最後の生存者の話も出た。

がれきの下で数日過ごした彼は,がれきから隙間を観ていた。
夜には隙間から景色を見ていたという。
それは生死に関わった極限での世界の見方である。


実は我々はその瞬間を捉え切ってはいない。


いつでも目に届く情報はわずかに現実から遅れていて,それを目と脳とが協力しながら身体感覚を補完している。
あまりに的確で鋭い身体感覚への挑戦に大興奮の時間。
在宅の中で改めて身体感覚が研ぎ澄まされていくような新鮮なトークセッションの時間でした。

次の最終回は,14日(火)19:30から。写真家・石川直樹さんを迎えてのトークセッション。これは見逃せず,ドーパミン大爆発なので是非です。


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