私に、どん底から動きだす力をくれた曲
なにかをしながら「音」を聴くことが好きで、日常生活にすっかりと溶け込んでいる。「音」と一言でいっても、いろいろあるが、そのタイミングで、気分で使い分けている。
朝起きると、まずはリラックスできる曲や、ラジオの朝の番組で元気をチャージする。
外をウォーキングするときには、あえてイヤホンを外して、川の流れや鳥の声、風の音を聴きながら今日一日どんなふうにすごそうかと思いを馳せる。
今日も、ほっと一息つくこの時間に、ストリーミングからギターの曲をかけている。
たとえば、ラジオから突然懐かしい曲が流れてくるとする。
その曲を聴くと同時に懐かしい風景やその当時の自分自身の感情までよみがえってきて驚くことがよくある。
この間も、不意にあの曲がラジオから流れてきた。
ウルフルズの「それが答えだ」。
私がまだ20代だった頃、大きな恋愛をし、この人と結婚する夢までみたにも関わらず、振られ、連絡も途絶えてしまったことがあった。人を信じることができなくなってしまって、ひどく落ち込んで仕事も休んで家から動けなくなってしまったことがある。
毎日布団の中でぐるぐると考えごとをする。身体からうごく気力が湧いてこない。まだスマホもない時代だったので、社会との接点を持とうとするなら本や雑誌、そしてラジオだった。
ラジオから聞こえてくる今日の天気、ニュース、そしてDJの明るく元気なおしゃべり。また流れてくる曲や歌詞に対して、その時期何に対しても心がとても敏感になっているので、深く響いてきた。涙がでることもしばしばあった。
そのとき、突然流れてきたのがウルフルズの曲、「それが答えだ」だった。その歌詞のメッセージは、
失敗したっていいじゃない。きにしてたってしょうがない。
そんな自分も好きになって。新しいこと、はじめちゃいましょうよ!
ってスパーーーンと、背中を笑顔で笑いながら押してくれるものだった。
また涙がでてきて、
「そっか、いつまで落ち込んでたって、しょうがない。新しいことをはじめよう」って素直に思えたことは、今おもってもすごく不思議だ。
曲、すなわちメロディやリズム、歌詞、そして歌い手の声が生み出す、人の人生のつまずきを包み込み、あたたかく前にぐっと進めてくれる力って本当にすごいなとおもう。
いまでも、落ち込んだときにはこの曲の力を借りることもある。カラオケで思いっきり(踊り付きで)熱唱することもある。
これからも素敵な音楽と共に、人生を歩んでいきたい。
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