猫 case1

かれこれ11、2年くらいになろうか

家の前の公園で
近所の子供達が遊んでるとこに
人懐っこくつきまとい
ニャーニャー鳴いていた
まだ生まれて数ヶ月の小さな子猫だった

それを長男と私が見ていたら
その子達が
「この猫飼える？
みんな飼えないから…」
って言ってきた

もちろんそのつもりで見ていた
長男も私も猫好きだし
うちの主人（あるじ）も
部類の猫好きだからだ

小心者の私たちは
早くみんなどっか行かないかな〜って
伺っていたのだ

一応旦那に飼っていいか電話をする。
二つ返事で了承を得る
いや、写メ送った時点で
連れて帰って来い！だ 笑

そうしてうちにやってきたこの子は
小さい時は目が青くすごく綺麗だった
鼻の下にあった黒い模様が
ちょび髭のようだったので

チャップリン→チャッピー

と名付けた

その頃から顔はブサイクだったけど
人懐っこくて
家に誰かが来ると寄って来る
その割に触ろうとすると
噛んだり手を出して猫パンチしたり
なんともツンデレ天邪鬼な子だ

あんなに小さかった身体も
何を食べたのか
（餌以外あげてない）
丸々太って子ブタのようになった
水だけで太るタイプのようだ🐷

そんなチャッピー
強気な性格もだいぶ丸くなり
（身体だけでなく性格まで 笑）
私が座ってると横にくっついて
寄り添って来るようになった

あぁ
もうおじいさんなんだなぁ
一緒にいられるのも
あと少しなのかなぁと
涙が出てきた…

やだやだ
こんなおデブちゃんいなくなったら
部屋がめちゃ広くなるじゃん
さみしいょ

って、オイオイ
何一人で盛り上がってんの？
まだまだワタシは元気です
勝手に逝かすなワレ〜
と、太っているからか歳のせいなのか                  動きの悪くなった体をゆたゆたとゆすりながら   ｢にゃーにゃー｣と鳴いている