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3代目の苦悩③年商10億の後継ぎの転職の経緯 後編:転職を成功に導いた4つの要素

皆さんこんにちは。
VALUES株式会社の野口です。

今回は、転職を成功に導いた4つの要素について書いていこうと思います!

私は、現在3年以上働いた会社がひとつもありません。笑
そして、自身の初めての転職の時に、近所に住んでいた先輩に、
「現状に不満があって転職しても、同じ目に合うと思うから辞めた方がいいと思いますよ。」
とか言っていた世間からするとヤバい人間です。笑

そんな僕が、現在起業をして仕事をしているのですが、
やはり転職が大きな転機となったと思っています。
ですが、転職をするときもした後も、相談する相手がおらず、
一人でもがき苦しんでいたことをよく覚えています。

今日は、自分でも頭がおかしいのではないかと悩んだ、
転職を成功させた理由を振り返ってお伝えできればと思っていますので、
是非お読みいただければと思います。


結論:転職成功の秘訣

結論から申し上げれば、
「世の中・社会に対して巨大な不満を持ち、
 今自分がどうかより、世の中をどうしたいか真剣に考え、
 逃げ場もないからとりあえずやるしかない。」

という状況が功を奏したなと思っています。

私、親の会社を辞めて、起業までは5年かかりませんでした。
転職当時は、これから話しますが、本当にどうしようもなく、
親のおかげで学歴も家も車も手に入れたにも関わらず、
どこか天狗になっていました。

皆さん私ほど、2年間無給になるほどアホなじゃないと思います。
だから、5年も本気でやれば実は結果を出せると信じています。
でも、私は、逆に「俺はなんてヤバい人間なんだ!!」と焦ったので、
ほぼ無休で、会社に寝袋を持って行ったり、毎晩2時とかまで仕事をしていたのが、よかったとは思っています。

<転職を成功に導いた構成要素4つ>

①目的が明確とまではいかなかったが、深い社会問題に対してテーマを持てていた。目的意識が強かった。

無知だったのもあるのですが、転職サイトへの登録とか、他の企業を見るとか全くしませんでした。今思えば、ヤバいですね。笑
「学生を救う仕事だ」「事業を作っているから参画してみないか」という言葉を信じ、入る会社ではなく、「仕事を通じて何を成し遂げるか」だけを考えて飛び込みました。

結果雇用契約も巻かれず、完全成果報酬型で、退職まで無給で働くことになるのですが、それでもそこから這い上がってきました。
何度も挫折をしながらも、「働き手を幸せにするぞ!」という強い信念があったからだと思います。※この覚悟が決まる出来事もありました。
「親の会社で起きていたことが、全部自分のせいだ!」
「目の前にいる学生たちを幸せに働けるようにしたい!」
とできないことよりどうしたらできるか考え続けたことで、スカウトをもらえたり、一人社長もできているなと思います。

②自分で決めた。退路が無かった。

何より思いを持って仕事を辞めたので、
結果何も自分には残されていませんでした。笑
親からクソミソに言われ、
友人たちからも笑われ、
転職先の人からもコケにされ、
彼女からも別れを告げられました。

あったのは、2年半で貯めた300万円の貯金だけでした。
こうなると、もうやるしかないですよね。笑
しかも自分のせいで全部起きたことでしたから、
言い訳をすることもできないし、
言い訳を聞いてくれる人もいませんでした。笑

辛かったけど、逃げなかった心の持ち方はいくつかありましたので、後ほどお伝えします。
浪人生活で365日12時間勉強など勉強慣れとかコナクソ精神があったのもよかったかもしれません。

③素直だった。

こう見えて、(見えてませんが、)割と素直なタイプでして。
思ったことは素直に伝えたり、言うことは聞くタイプでした。
過去に恩師を裏切っていたことに気づいたかなり強い原体験がありまして、
「目上の人の話は一旦深く考えずに聞きいれる」と言う習慣を持っていました。

かなり理系の脳みそで論理的に考えるのですが、
自分をいい意味で信じていないので、
割と目上の人からは好かれる人間だったと思いますし、
色眼鏡をかけず、まず素直に聞く癖があります。
それで失敗も多かったですが、おかげで今は素直に聞くことも、理論的に考えることも得意です。

研修でも取り扱いますが、素直さは成長の物凄い特効薬です。
素直に聞いて素直に行動する人ほど人は面倒を見てくれます。
ここも後々話しますが、素直さも使い分けが必要です。
素直=絶対的に良いわけではないので、お気をつけください。

④経営者やベンチャーの人事など優秀な人たちが周りにいた。

人材ベンチャーは、結果的に優秀な方々がうようよいる業界でした。
優秀な人間を採用したければ、優秀な人間が面接をしないといけないので、採用業務は基本エリートや社長、役員が担っていることが多いです。
客先の社長や人事の人にお食事に連れて行ってもらったり、仕事をする上でフィードバックをもらったり。本当に今の自分の血となり肉となっている。
という感覚がかなりあります。
人材業界でなければ今の自分はなかった。とそう思います。

今の仕事や転職で悩んでいる人たちに伝えられるのは、
カウンターパート(仕事相手)があなたを育ててくれる。ということです。法人か個人か、役職、立場、どんな話をするのか。
理想は、経営者とビジネスの話をすることで、
成長が難しいのは、単価の安い商品を大勢の個人にその場限りで売る仕事です。

また、強い問題意識や目標を持つことも優秀な人たちと仕事をすることにつながると思っています。
というのも、私は、たまたま人材の世界に身を投じて、今も組織コンサルティングをしています。1社目は人材会社ではない企業の新規事業として人材紹介などの立ち上げに加わったので、人材業界に入りたい!と言う強い意志があったわけではありませんでした。

でも、私がこの領域に関わることは必然だったのかな。と思っているところもありまして。それは、親の会社を全部見渡した時に、一番問題だと感じたところが発端だったからです。多分どんな会社にいても、人材領域で仕事をしていた気がします。

最も重要な領域だからこそ問題意識を感じて、
最も重要な領域だからこそ、優秀な人が集まっていた気がします。
本当にたくさんのことを気づかせてもらいました。
今の自分があるのは、関わってきた方々のおかげです。

ここもまた後々話しますが、人を育てるのは人です。
読書の限界は、
本を選ぶ自分の知識内のものとしか出会えないこと
そして、自分の読解力です。

④中でも1番重要なこと

それはおそらく、素直に生きることだと思います。
自分だけで決めることが、言い訳をできなくしてくれます。
やるしかないと、やらない理由を考える暇がなくなります。
そして、
自分で決めることができると、
失敗も成功も全部自分で味わえます。
限られた人生を意味のあるものにする1番の魔法です。

是非会社の条件より、自分の気持ちを大事に生きて行ってください。

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