父親が好きになれない、苦悩

ここ5年ほど、父親に嫌悪感を抱き続けている
反抗期だからと言われてしまえばそれまでだが、だからと言って事態が好転するわけでもない
生活費や学費を出してもらい、養われている立場で、素直に良い気持ちを抱けないのは本当に申し訳ない

好きになれない大きな理由としては、父親が昭和の人間だからである
男だから家事は手伝い程度という認識、女の子は良い大学に行くと結婚できなくなるという思考、私たちへの体型のいじり、感情の起伏が激しい
全部に寒気がする
この中でも家事問題に関しては、一生納得ができない

母親と父親は同じ職種で労働時間はほぼ同じである
ただ、小さい頃から子育てと家事は全て母親の仕事だった
土日も母親は忙しく働いているのに、父親はずっとテレビを見て、部屋が汚いと文句を言い、「ありがとう」の一言もなく居座っていた
なぜあの時不思議に思わなかったのか
たまに皿の一つでも洗えば感謝の言葉を求めてきた
母親には言ったことすら無いくせに

こんな夫婦関係を間近で見てきた影響か、兄弟そろって結婚に夢を持てなくなった
父親も結婚するまではこんなはずじゃなかったらしい
世の中全ての男性が父親のようであるとは思わないが、万に一つでもはずれくじを引く可能性があると考えると結婚なんてギャンブルしたくない

育った家庭環境は、子供がその後に作る家庭に影響を及ぼしやすいらしい
DVを受けて育った子供がDVをしてしまうように
私もそうなるかもしれない
母親のように、家事をしない父親と結婚してしまい、その後に麻痺して「そういう人だからしょうがない」と全て諦めて離婚もできなくなるかもしれない
考えるだけで恐ろしい

その父親の血が半分流れているのだ、私にも
こんな恥ずかしい話を誰にも相談なんてできない
側からみたら私は、恵まれているのに父親を嫌う親不孝者なのかもしれない
だけど私は結婚、出産に地獄を見させた父親を許せないし、非常に人間のできていない人だと認識している
反抗期の女子の父親嫌いには、実は理由がある場合もあるのだと知ってもらいたい

自分の身を振り返る気などまったくない父親へ
あなたの行動を見て育った私は幸せになれると思いますか?


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