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これが「ヒューマンエラー」の認識なら,これからも続くことは必然です‼️


水道と下水道をあわせた損害額は190万円余りで、市は半額のおよそ95万円について、男性教諭と校長に弁償を求めました。

リンクの記事内容より抜粋

たしか昨年も同じような報道を目にしました。
95万円の弁償・・・・(おそらく校長が多く被るのでしょうが・・・)

男性教諭個人に賠償させる意味がわかりません。

学校現場でプール管理はかなり大きな負担のかかる業務の一つです。

「水を出したらきちんと止めるのは当たり前」

正論です。しかし,これを個人の責任にしてしまうと,もうどうしようもありません。悪循環です。

プール管理に限ったことではありませんが,学校の業務の多くは属人化しているものがたくさんあります。さらに,特定の教諭の明らかなキャパオーバーで無理をして回しているものが多い。上手くいっている時は何もなく,ミスが起きたら責任を負わされて賠償金まで支払わされる。全国の体育主任やプールを任されている教員が思っているはずです。

「明日は我が身だ・・・」と。


今回のプールの水に関して,根拠もなく想像の域を出ませんが,おそらくプールの水を貯めている事をほとんどの職員が知らなかったのではないでしょうか⁉️

知らないことを責めているわけではありません。
それくらい,現場の教員は自分の事だけで余裕がないのです。

そして,それは当該男性教諭だって同じです。その中で行うプールの管理。学校全体に関わる事です。自らの業務を後回しにして,作業をしている中で起きたミスで,決して小さいとは言えない賠償金を支払う・・・

「システムエラー」として対策をせず,
「ヒューマンエラー」として処理して終わらせる。

プールの管理についての周知徹底の文書を学校に送り,
体育主任の研修を設定でもするのでしょうか⁉️
再発防止を本気でしようとしているようには,全く感じません。

来年も同じような事案が起きない事を祈ります。





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