「メディアとの人間社会」から学べること
1938年10月30日にアメリカで何が起きたか,知っていますか⁉️この日は,ラジオドラマ『宇宙戦争』により全米でパニックが起きたとされる日なんです🥴
H.G.ウェルズの「宇宙戦争」は火星人が地球に攻めてきて大パニックになるSF小説です。これを番組で放送する際に,「どこどこの都市が襲撃されました」「詳しい情報が入りましたらまたお伝えします」と,ニュース形式で火星人が襲来し,あちこちの都市を攻撃している、という緊迫したニュース原稿が読まれたようです。番組の最初には、きちんと説明はされていたのですが、途中でラジオを付けた人たちの一部が、ほんとうに火星人の来襲があったものと思いこみ、全米でパニックが起きたとされている日。
この出来事は,光村図書国語6年「メディアと人間社会」(池上彰)の中でも取り上げられています。(※以下,本文より抜粋)
電波を使った通信の発明は,情報を早く伝えたいという思いに応えるものでした。初めは,遠くの海を航海する船で重宝されましたが,やがてラジオ放送が始まると,多くの人々に広く同時に情報を伝えるメディアとして,大きな力をもつようになりました。ラジオでは,効果音なども工夫されるようになり,聞き手に豊かに想像させるドラマなども多数生み出されました。1983年には,アメリカでドラマ「宇宙戦争」を聞いた人々が,本当に火星人がやって来たとかんちがいし,パニックになるという出来事がありました。これは,メディアが,社会を混乱させてしまうほどにえいきょう力をもったことを示す事例と言えます。
改めて,メディアの影響力の大きさを考えさせられる事例だと思いました。けれど,ちょっと気になったのでいろいろと調べていくと,背景の詳細が記されているものもたくさん見つかりました。ドラマ「宇宙戦争」がラジオで放送された事,そして勘違いしてしまった人がいた事は確かな事実だが,「社会的に大きなパニックになった」という事実はなかった‼️捏造された記事も出回っていた‼️というような考察もたくさんありました。何やらいろいろと複雑な事情もあったとかなかったとか😏「メディアと人間社会」を扱う際は,一つの切り口として活用しても,より深く学ぶ材料にもなりますし,面白いのではないでしょうか😙
溢れるほどの情報から取捨選択をしていく時代。自分自身も飲み込まれないように,普段から意識しておく必要があると実感しました😁
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