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子どもに伝えておきたい,絶対にやってはいけない友達の作り方‼️

長かった2学期も終盤戦‼️
最後の難関,学期末個人懇談の時期ですね🤣
懇談で特に保護者の方が心配するのが「友達関係」です。

教室で一人でいないか⁉️ちゃんと友達はいるのか⁉️

学校での様子は先生たちしか知らないので,気になるのは当然です。
前もって子どもに,頑張ったことや休み時間や放課後に誰とどんな風に過ごしているか事前に振り返りを書かせ情報を整理しておく方法もあります

休み時間は一人で本を読んでいる・・・そんな記述があれば親目線からしたら,友達いないのかな⁉️と不安になるのもわかります。

一人でいる方が楽な子どもだっています。そんな子は別に何ともないのですが,少し気にかけないといけないのは「ただ一人でいることが不安だ」と感じる子どもです。毎日を過ごす教室で「誰かと一緒にいて不安を解消したい」と強く思ってしまうと,取ってしまう行動が2つあります。

🟧悪口を言って,共通の敵を作る

これまでの経験から,この行動の常套句は
「◯◯って最近,調子乗っててムカつくよね」です。
しかも,こういう行動に走る子は,いつもちょうどいい具合の子どもを見つけてターゲットにするんです。自分が一人でいたくないという大きな不安が招く行動です。毅然とした態度で正しく返せる子は,少数です。ついつい,確かにそうだよね・・・と,陰で言い始めたらとても嫌な雰囲気が教室に漂いますが,言っている本人は共通の敵を作ることで「一人にならない」という目的を達成しているので
「そういうことを言ってはいけません」という真っ直ぐな指導は通用しません。背景にある不安にフォーカスした指導が必要です。

🟧自分たちだけの,秘密を共有する

こちらも一人で居たくない不安を抱えた子どもたちが取ってしまいやすい行動です。手紙を回したり交換日記を特定の少人数で行うことで,自分たちは繋がっていることを確認するのです。みんなは知らないけど「私だけは◯◯さんのことをよく知っている」と思うことで不安を解消しようとします。

早めに手を打たないと,どんどん悪い方向に流れてしまいます。授業中にアイコンタクトをしたり,自分たちだけのジェスチャーでこっそりやり取りをしたりし始めると黄信号です。
そして,それが3人組なら間違いなく次なる悲劇が確実に待っています。
このような行動を取る子どもは「一人で居たくない」という不安を抱えていると前述しました。そんな3人が秘密を共有しようものなら,必ずそのうちの誰かが仲間ハズレにされて泥沼に足を踏み入れることになります。
こちらも同じで,そうなる前に不安を解消することにフォーカスした指導が必要になりますね。

🟧ハイブリッドには御用心‼️

2つ紹介した行動・・・これらは,ハイブリッドになり得ます😱
(♯・・場合によっては最後まで続くトラブルに・・・)

「誰かの悪口を言って,それを秘密で共有する」

こうなると,簡単に解決することは難しい状態に陥ります。
しっかりとクラスで共有しておかなければならないのです。

自分の周りに人を集めて一人にならないための簡単な方法は

1位:誰かの悪口を陰で言う
2位:秘密を共有する

である。ただし,人は集まってくるけど,最終的には自分が悲しい結末を迎えるんだよ・・・と言うことを,きちんと言語化して共有しておくことが大切ですね。友だち関係が気になる時期だからこそ「仲良くしましょう」ではなく,自分のためにもみんなのためにも「これだけは絶対にやめましょう」を正しく伝えたいものです。

【教育探究所ピストストーリーズ】

今回の記事も掲載されているマガジン,小学校教諭16年で得た学級経営に関するノウハウや学校教育に関する記事を集めた

「小学校の先生のための学級経営必携」


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