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【悪用厳禁】ギャンブル必勝法~数学はこんなにも美しい~

こんにちはgaloisです。前回の記事は評判悪かったみたいですね(笑)数学史になるとやっぱり難しく感じちゃうのでしょうかね。まあ試行錯誤しながらやっていくので温かい目で見ていただきたいです!

それでは今回はマーチンゲール法を、次回は逆マーチンゲール法と呼ばれるパーレー法というものを解説していきたいと思います。

悪用は厳禁ですよ?理論上の必勝法と呼べますが思わぬ落とし穴がありますのでご注意ください。(この記事ではちゃんと落とし穴まで解説しますのでご安心を)

①そもそもカジノって?

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カジノとは英語でcasinoと書きます。そのままじゃんと思った方は待ってください。「カッスィ~ノォ」と発音します。詳しくは「カジノ 英語」でグーグル検索してもらえると発音してくれます。

ラスベガスはカジノで有名ですが現地でカジノと言っても絶対通用しません。気を付けてね。

説明しないでもわかると思いますがカジノとは賭博を行う施設で、ルーレットやブラックジャックなどがあります。

日本ではいまだにカジノは禁止ですが近年カジノに関する法律が可決し始めて、近々日本にもカジノが誘致されそうですが、誘致された場合でも認定されたカジノのみが合法となりそうなので怪しいところではプレイしないようにしましょう。

カジノの必勝法と言ってもゲームがいくつもありますが今回取り上げるのはルーレットで赤か黒かを選んでもらい勝ったら賭けた2倍がもらえて負けたら0になるという一番単純なものを考えていきます。

1/2で2倍、1/2で0倍になるので実は数学的に期待値は1倍になります。

つまり計算上では100円かけたら100円戻ってくる計算になります。

ですがこれには理論上必ず得をする必勝法があるのです。どうですか、魅力的ではありませんか?マスターすればラスベガスでウッハウハです(笑)

”注意書きとしてこの記事ではこのゲームで考えていきますが、1/2で当たって1/2で外れることをそれぞれ勝ち、負けと表現することとします。そのうえ過程はどうあれ最後に手元に残った金額が最初に持っていた金額より必ず多ければそれを必勝法と呼ぶことにします。”

②マーチンゲール法とは

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マーチンゲール法の名前の由来は、昔変わり者が多いとして有名だった南フランスのマーティギューという地方がありました。このマーティギューの出身者は好んで倍々ベットを使用してはギャンブルに負けていたことからそれを嘲笑してマーティギューシステム→マーチンゲール法と呼ぶようになりました。(Wikipedia)

ではマーチンゲール法とは何ぞやということなんですけども上の説明にヒントがありました。負けたら次に賭ける額を倍々にしていく方法のことです。

このやり方をすれば途中で何連敗しようが最後の勝ちで取り返せる上に最初にかけた額がそのままプラスされます。こちらが必ず資産が増える必勝法になります。どのように賭けるかは次の表を見てください。

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(見にくくてごめんなさい(-_-;))

まず1円賭けて勝てば2円手に入るので1円の得。

負けたら倍の2円賭けてもらいます。勝てば4円ですがこれまで使ったお金は1+2=3で3円となるので勝てば1円の得。

更に負けたらさらにその倍の4円賭けてもらいます。勝てば8円ですが使ったお金は1+2+4=7円となるので勝てば1円の得。

これ以上は同じことの繰り返しなのでよかったら試してみてください。

このやり方をすれば最後は必ず勝つということがお分かりいただけたでしょうか。注目してもらいたいのはどれだけ負けていても1回でも勝てればその負債を一気に取返しさらに最初に最初に賭けた金額分増えるということです。

なので最初から10000円をかければ必ず10000円が増えた状態で返ってくるのです。

理論的にはね。

ただしこの方法には思わぬ落とし穴があります。それを知らないで使うとワンちゃん破産するのでここまで読んだ方は必ず次の節も読むようにしてください。

③マーチンゲール法の落とし穴

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マーチンゲール法には落とし穴があります。いきなりちょっと丸投げしてみてもいいですか?マーチンゲール法のどこが落とし穴でしょうか、考えてみて下さい。分かっても分からなくても考えたということが大事なのですこし時間をとります。

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はい、落とし穴の一つは負け続けた場合に自分のお金に限界があるということです。無限の世界まで考えたら必勝法と呼べますが、あなたは無限のお金を持ってないですよね?(そもそも無限は数字じゃないです)

シミュレーションしてみましょうか。

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最初の方はそうでもないですが、後半になると伸びが異常になります。20回目には50万以上の大金を賭けないといけないし、26回目になると3300万以上賭けなければいけません。

実際最初のかけ金は少なくとも100円くらいには設定すると思うのでそうするとそのまま100倍されて20回連続で負けたら5000万以上損します。

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【最初の金額が100円の場合参考:https://xn--eckle6c0exa0b0modc7054g7h8ajw6f.com/method/martingale.html】

10回連続で負けるのも0.1%ほどなのでこんなことはあまり起こらなそうではありますが、起こる確率は0ではないということです。

実際に今から100年以上前のことモンテカルロのカジノで黒が26回連続で出たという記録もあります。(厳密にいうと一つ緑があるので1/2ではなく18/37だが)

字面で書くとすごさが分かります。

赤か黒かで(ほぼ)1/2なのに
黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒→黒
ってどんな奇跡だよ笑

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26回連続で黒が出る確率は2の26乗分の1で6700万分の1ほどなのでとてもやばい確率ですね。サマージャンボの1等5億円の確率は1000万分の1の確率だったそうなので更に低い確率ですね、、。

落とし穴の一つはこれです。指数関数的に増加するので回数がかさんでしまうと手を付けられなくなってしまうわけですね。

こちらの問題はあなたの軍資金に十分な余裕があればある程度解決できる問題です。

ですがそれだけでは超えられない落とし穴がもう一個あります。

もう一つの落とし穴は大体のカジノではマックスベットが設定されていることです。

マックスベットとはこれ以上の額は賭けられない額のことを言います。また、最低金額を設定しているところも多いです。

たとえ所持金をたくさん持っていてもルール上マックスベットよりも多くはかけられないのでマーチンゲール法の何回負けても一回勝てばいいという理論が通じなくなってしまいます。

やっぱり有名な方法ですので対策されちゃうんですよね、、笑

④まとめ


いかがだったでしょうか。マーチンゲール法がいかに強力かお分かりいただけたでしょうか?今までの話をまとめると、

①マーチンゲール法とは何回負けようが一回の勝ちでそれをひっくり返せるように倍々で賭けていく方法のこと。
②運が悪く負け続けると自分の資金が尽きてしまう。
③マックスベットが決まっていて使えない場合がある。

です!ギャンブルはほどほどに!

今回はここまでです。意外と分量多くなっちゃったので逆マーチンゲール法は次回の記事で紹介したいと思います。

逆マーチンゲール法は一言でいうと一攫千金な賭け方です。お楽しみに!

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