ロンドンの住まい パート1

大学院在学時も含め、ロンドンには1年7ヶ月ほど住んでいましたがその間3回引っ越しをしました。
1年7ヶ月間の内訳はこうです↓
大学院の寮(まる一年)→日本一時帰国(3週間)
→フラット1(2ヶ月未満)→フラット(6ヶ月)
パート1の今回は、大学・大学院在学中の住まいについて書きます。

学生時代の住まいの選択肢として、1)学生寮と2) Private Accommodationの主に二つがあります。

学生寮の特徴は

  • レセプションやRAが常設の場合が多いので、不在でもデリバリーを絶対に誰かが受け取ってくれる

  • 上記に加え、周りがみんな同じ大学(か大学群)に通っていてなんとなく安心できる気がする

  • 光熱費やwifiが家賃に含まれている場合が多いので、使用する水やガスをあんまり心配する必要がない

  • 基本文句を言えば修理が来る(ただしこれは担当者+強く文句を言えるかどうかに依ると思います)

  • フラットシェアを選択した場合、学校側で勝手に振り分けてくれるので自分でフラットメイトを探す必要がない(手間が省ける一方、リスクも)

  • 寮の立地と部屋の種類を選ぶ以外、どんな部屋が良いか基本決定権がない(何階、東西南北等は決められないと思います)

  • 大学にもよると思うが、基本各ターム前払いなので、タームの途中で帰国や引っ越しを決めた場合は、タームエンドまでの家賃を払い続けるor自分の部屋の後任を探す必要あり

Private Accommodationの特徴は

  • 家探しは学生寮より大変だと思うが、立地や条件等、自分に合ったところを決められる。

  • メンテナンスや契約条件については完全に大家(あるいはエージェント)次第

  • 学生予算で借りられるフラットは基本コンシェルジュなしだと思うので、デリバリーには誰かが在宅している必要あり

  • フラットシェアの場合、自分でフラットメイトを探すかProperty Agentがフラット募集をして集まった人とシェアするのが基本 (ロンドンの場合、家賃が高すぎて基本フラットシェアになると思います)

大学院の寮にも1)自分が通っている大学の大学院生のみ、2)自分が通っている大学の大学生+大学院生、3)近隣の大学に通っている大学生+大学院生の主に3種類がありますが、原則大学院生のみの寮の方が静かだと思ってもらって間違い無いかとお思います。

寮の場合でもPrivate Accommodationの場合でも、イギリスでは家の種類がいくつかあります。

  • Studio: 日本のワンルーム。寝室・トイレ・シャワー・キッチンが全て一部屋にある

  • Single room: 寝室一人部屋、トイレ・シャワー・キッチン共有

  • Single(En Suite): 寝室・トイレ・シャワーが部屋の中にあり、キッチン共有

アメリカの大学寮と違って、寝室を誰かと共有というのは基本イギリスでは無い気がします。

ラッキーだった場合にはPrivate Accommodationの方が条件が良い(家賃が安い、立地がよい)気がしますが、ロンドンでの生活が初めてだったこと、特に誰も知ってる人が現地にいなかったことから、私は大学院の寮を選択しました。
ほとんど毎日自炊したかったことと、ランニングが趣味でシャワーも自由に使いたかったことから、大学院では一年間studio roomで過ごしました。ただし、万が一自分の通うコースがオンラインのみの場合には、キッチン共有くらいのフラットシェアだと人と話す機会があって良いかと思います。

一年間過ごしたstudio room
右側がキッチン(オーブン、レンジ、トースター、ケトルは据え置き)、右奥がバスルーム、手前が勉強机
large studioというダブルベッド+もっとスペースがある部屋の種類もありましたが、これはただのStudio Roomです。

[追記]
家賃ですが、基本的にはSingle Room << Single Room (Ensuite) << Studioと思ってもらって問題ないかと思います。
最終的には自炊の頻度、予算、自分のスペースの大事さのバランス次第になる場合が多そうです。


次回は、大学院を卒業した後の家探し事情について詳しく書きたいと思います。





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