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君も劇場版ガンダム00をみてイノベイターになろう

定期的に訪れるダブルオーを語る回
わし、ダブルオーめっちゃ好きやねん (メッチャ・スッキャネン)

ちなみに前回のダブルオーの話はこちら↓


単にダブルオーが好き!といっても、厳密には「TV版一期」>「TV版二期」>「劇場版」 の順番で好きなんですよ。

つまり、今回語る劇場版00こと「機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-」は、正直にいうとそれほど好きではないってことです。

もちろん嫌いじゃないけど、TV版一期ほどの熱はないって感じ。

なぜそこまで好きじゃないかというと、劇場版の刹那達がやってた事って「TV版二期」をもう一度、人間vs宇宙人(ELS)にガワを差し替えてやってるだけなのでは?という風に見えてしまうから。

ただし劇場版ダブルオーは、ダブルオーの全体的なテーマである「対話」というエッセンスが、約120分にギュッと詰め込まれてるのは素直に技ありでスゴイな~!と思ってます。

というか、よく耳にするのは「劇場版ダブルオーはポップコーンムービーだ」的なアレです。

これに関して思う事は「劇場版ゆえの難しさ」が出てしまったなということ。

ガンダムの映画という性質上、子供と一緒に映画を観に来た保護者や、彼氏の同伴でついてきた女子。ガンダムとかよく知らないけどノリで観にきちゃった人達みたいな本編を未視聴な方々でもそれなりに楽しめるように作らなければならない=ポップコーンムービー的な展開になってしまったのかな?と解釈しています。(個人的な感想ね)

我々のようなテレビ版1期からリアルタイムで追いかけているオタクくん達だけを相手にする事ができないということですわな。

とはいえ、本編放映時にすでに映画化を見越していたのか、【イオリア計画「来たるべき対話」】としてELS(宇宙人)の存在が示唆されていたのは、一言で「ポップコーン化」とは言わせない制作サイドの妙技が垣間見えました。

前置きが長くなってしまいましたが、劇場版ダブルオーは良い具合の落としどころをきちんと見つけて「ちゃんとダブルオーしてる映画」です。




ちなみに私がダブルオーの劇場版を初めて見に行ったのは、アリオ川口にあるMOVIXです。
当時住んでいた家の最寄り駅から5駅先にある映画館に、わざわざ自転車を漕いで見に行きました。

実は「見に行った」というのはちょっと違っていて、当時付き合っていた彼女が浮気をしていたのが判明し、思わず家を飛び出して気がついたら自転車に乗って川口にいたんですよね。

そこで「そういえばダブルオーの映画やってたなぁ…」なんてふと我に返り、上映時間まで近くの松屋で時間を潰して本映画を見ました。

当時は私も若かったので浮気をされた彼女に対して「ブッ○してやろうか~!」と半分キレながら映画を見てたんですが、このダブルオーの映画がまさに「争いなんて何も生まない、きちんと話し合えば必ずわかってれる!」というメッセージが強すぎて私も見終えた頃には「ちゃんと話せばわかってくれるか~」程度には怒りが収まりました。

それ以外にも映画のラスト終盤(グラハムが○○○○で○○に○○~!なところあたり)で、隣の席に座っていた子供の保護者と思われるジジイがパチン…パチン…と音を立てながら爪を切り始めましたが、すでに私の心はイノベイターとして変革しつつあったので寛大な心で許しました。(ダブルオーを見てイノベイターとして変革してなかったら俺のGNチョップでジジイの指へし折ってたわ!サンキュー刹那!)

結論:劇場版ダブルオーはすごい。

それ以来、多少の人との衝突なんかがあっても「まぁ俺、純粋種イノベイターだしな~」って思うことである程度の事は受け流すことができてます。

その後、浮気してた彼女とは仲直りしましたが、また浮気されて結局別れました(違う男に)。でも全然大丈夫です。

自分、純粋種のイノベイターなんで。


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