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ハムスターに感化される売れない芸人の話 15.主語の大きい人

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また何匹か、名乗り出てくれていた方に
里親になっていただく。
どうか大事にしてくれたら嬉しい。
我が家のハムスターは、元気で、可愛くて、
幸せに生きる権利がある。

気付けばもうみんな立派なハムスターだ。
我が家のハムスター育児イベントも
幕引きが近い。

我が家のハムスター育児は、
実に順調であったといえる。
大きな病気や怪我もなく、
誰一匹欠けることなく。

ただ、これはあくまで、
我が家のハムスターの話だ。
この体験を基に、
ハムスターの育児は、
と語り出すのは間違っている。

我が家のハムスターが、
どんな餌を好んで食べて、
どんな場所を好んで寝て、
どんな生き方をしていようが、
「ハムスターの話」とは言い切れない。
「我が家のハムスターの話」だ。


ハムスターは、という主語から始まる文章は、
僕には書く資格が無い。

主語の大きい人がいる。

日本は、だったり
外国は、だったり。
男は、女は。
最近の子供は、団塊の老人共は。
白人は、有色人種は。

すごいものを背負っているなと感心する。
もし背負っていないのならば、
全く聞く価値の無い話だ。

主張には責任が伴う。
自由は無責任ではない。


だから主語は、我が家のハムスターだ。
我が家のハムスターは、元気で、可愛くて、
幸せに生きる権利がある。

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