なんでスタバでMac開いて仕事してるかって言うとですね。
職場環境というのはここ数年で変化してきている。フリースペースでその日に空いている場所で仕事をするスタイルのオフィスも増えてきているらしいが、個人のデスクがある所もまだまだ多い。
私はフリーランスで仕事をしているため決まった職場やデスクはない。が、数年前のある日、こんな感情が湧いてきた。
「俺もオフィスで仕事がしたい!」
そんな願いを叶えようと、渋谷にあるコワーキングスペースをレンタルしてみた。
場所は駅直結。
内装もめちゃくちゃオシャレ。
人数制限をしているためゴミゴミしていない。
クリエイティブな雰囲気も漂っていた。
「ここで仕事したらかっこいいだろうな」
仕事をする上でモチベーションは大切だ。Macを使うようになったのも、なんとなくかっこいいからだ。
そんなナルシスト精神からすぐに入会を決めた。その時はキャンペーン期間中だったため入会金は0円。月会費が約1万円だった。「その分仕事を頑張ればいいんだ!」と自分を奮い立たせた。
「ここなら集中できそうだし何か出会いがあるかもしれない」
ワクワクの気持ちが強くなっていた。
が、いざそのコワーキングスペースで仕事をしてみたら、どこか自分に合っていないことに気付きだした。
その最大の理由が「行くのがめんどくさい!」
もうこれに尽きる。自宅から渋谷は遠くはない。ドアtoドアで計算すると20分〜30分。が、着替えとか準備のことを考えると往復で1時間はかかる。24時間のうち1時間が移動でムダになるのだ。
「だったら、家でよくね?」
自宅ではなく別の現場と現場の合間にコワーキングスペースに行くつもりだったが、それでもわざわざ渋谷に行かないといけない。めんどくさい。
場所の問題は初めから分かっていた。
ただ、そのコワーキングスペースでは会員同士がコミュニケーションを取れるように定期的にイベントを開催していた。このイベントでの出会いから何か新しい発見や仕事に繋がるかもしれない。これも魅力だった。
が、そのイベントの開催日がいつも金曜日の夜なのだ。私は金曜の夜は毎週会議をしている。
「行けねぇーし…」
オフィスに憧れていた私は結局毎月1万円を払って通う必要性を感じなくなり数ヶ月で退会した。ジムに通ったことはないがジムをやめる理由もきっとこんな感じなんだろう。
結局行き着いた仕事場が、アメリカ・シアトルが生んだ巨大コーヒーチェーン店「スターバックス」だ。
日本だけでスタバは約1500店舗ある。日本全国に自分のオフィスが1500もあると考えたら、超巨大企業の主人みたいだ。
スタバのドリップコーヒー(ショート)は290円。
毎日通ったとしても290円×30日=8700円。
近い&安い&美味しいコーヒーも飲める!
自宅では集中できない。
環境を変えるのは仕事の1つのテクニック。
結論は出た。
「私にとってスタバは一番コスパのいい仕事場なのです」
今日はカップのデザインが桜になっていました。
もうすぐ春が来る。