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さしすマガジン令和6年4月号②【月イチ企画

さしす文庫4月の月イチ企画は「映画を見て換骨奪胎してプロットを作る」です。
メンバーで同じ映画を見て要素を換骨奪胎し、そこからそれぞれプロットを構成しようというものです。
(内容や参考にした映画など、詳しくはこちらの記事をご覧ください)


今回のプロット作成者:はるはる

タイトル『西と佐川』(仮)
コンセプト:少女漫画風ガールミールガール
ジャンル:百合、学園、青春、ガールミーツガール

概要:人と関わることが苦手で孤立している(本人は気にしてない)女子高生主人公と明るく社交的な車椅子の同級生の話。

○登場人物
西雪華(にし・せっか)
主人公。高校1年生。
171センチと高身長。モデル体型。よくモデルと間違えられるし、街を歩けばスカウトされまくる。釣り目で知らない人からは「怒ってます……?」と誤解されがち。
中学時代(そのころから160中盤あった)はバレー部にスカウトされて(家が近く仲の良かった先輩がいたこともあり)入部していた。しかし人間関係で2年生のときに退部。それ以降は帰宅部で高校でも帰宅部。
退部以降は髪の毛も切る必要がなくなり、面倒ということもあってセミロング。高校に入る前に思い切って茶髪(アッシュグレー)に染めている。
部活の件に加えて、男子にからかわれたり(好きな子に意地悪する的なやつ)、その男の子絡みで女子から嫌がらせをされたりで人間不信。
高校では必要最低限のとき以外は人とかかわりを持たずに生活している。たまにサボって映画を見に行ったり美術館に行ったり公園でぼーっとしたり人目につかないところで自由にして学校に行ったり行かなかったり遅刻したりしている。そのため勉強は良くて中の下。
両親は雪華のサボりを知っているが人としての道を踏み外さない限りは黙認している。

佐川晴海(さがわ・はるみ)
ヒロイン。高校1年生。
153センチ。生まれつき足が悪く車いすで生活をしている。
黒髪ショート。
明るく社交的。可憐な顔立ちでアイドルみたいと自認している。だが、ガサツで男勝りな性格。(ごみを投げて捨てるとか、大口を開けて笑うとか、脱いだ服をそのまま放置するとか)笑い上戸で自分でダジャレを言っては爆笑する。
幼い頃から両親や周りの人たちに迷惑をかけてきたと感じており、自分はいてもいいのかいないほうがいいのか、と少し負い目になっている。幼少期から色々な大人と過ごすことが多かったこともあって考え方が大人びていたり達観しているところがある。また、人の感情に敏感で特に嘘や下心(自分をよく見せるために心配したふりをして近づいてくるやつとか)などにすぐ気づく。
体調やら入院やら手続きやらで学校生活が遅れて、3学期から通うようになる。
学校生活に憧れがあって楽しみにしている。
入院しているときに暇すぎて勉強しまくっていたため成績優秀。
家がお金持ち。自宅がめっちゃ広い一軒家。(父親は大学病院のお偉いさん)

○あらすじ
序(出会い)
・高校1年生の冬休み。
・2学期をサボりまくった(体育祭や文化祭があったため)影響で冬休みに補習になって学校を訪れていた雪華。(終業式も行かなかったので通知表を取りに行く必要もあった)
・そこで3学期から学校に通うために訪れていた晴海と出会う。
・同級生で同じクラスということもあって学校の案内を軽くしてあげて、と言われて案内をすることに。(先生と晴海ママは大人の話)
・ひょうひょうとしておしゃべりな晴海を軽薄そうと思っていた雪華だが、彼女のうちに抱えている感情を知って印象が変わる。それに雪華のことを見た目で判断したり、頭ごなしに否定したりせずに受け入れてくれるのが嬉しい。
・次の日から雪華は補習に、晴海は雪華に会いに(ずっと自分に付きっきりの母親に冬休みの間だけでも少しだけ一人の時間を作ってあげるため)学校に来るように。ぼっち同士で仲を深めていく。(勉強を晴海に教えてもらう。卓球をする。ご飯を食べる。色々と晴海が憧れていたということをする)
・雪華は晴海に心を許す。

破(問題の発生、解決)
・3学期が始まってクラスに晴海が合流。
・晴海は持ち前の明るさや社交性で友達できまくりで雪華はジェラシー。
・晴海は普通に話しかけてくれるが、晴海の周りにいる子たちが雪華に対してあまりよく思われていないと伝わってくる。(晴海ちゃん、なんであの人に話しかけるの?のような声が聞こえてくる)
・雪華は晴海が学校生活に憧れていたことを知っているので邪魔をしないよう次第に自分から晴海と距離を置くようになって、また学校をサボりがちに。
・自分は一人が合っていると自分を納得させて、晴海のことは忘れて今までと同じ生活に戻ろうとする。
・晴海と一緒にいたときのことを思い出してしまい、寂しさを感じる。
・連絡も取らない方がいいのかな、とメッセージアプリのトーク画面を見て寂しく思う。
・そんな折。雪華、学校の人気のイケメンの人から告白される。(同級生or先輩)まったく嬉しくない。振る。
・一人で廊下を歩いていると(お手洗いでも可)クラスメイト達が晴海とつるめば内申点が上がるかもしれない的な会話をしているのが聞こえる。
・クラスメイトの晴海に対しての陰口に、中学校のバレー部時代に自分がされたことを思い出す。晴海には同じ思いをしてほしくない、と注意をして喧嘩になる。
・ヒートアップ
・偶然、晴海が教室に帰って来て雪華とクラスメイトを仲裁。
・雪華は連れ出されて晴海と話をすることに。
・何があったのかと晴海に問われて、クラスメイトたちの裏の顔を知り、居ても立っても居られなかったと話す。
・晴海「知ってるよ」それでも楽しかったし、仲良くしてくれててよかった。でも、アタシのためにありがとな、とお礼を言われる。
・続けて、晴海に「なんで避けてたのか」と問い詰められる。
・雪華、理由をしどろもどろになりながら話す。
・「お前、アタシのこと好きすぎだろ」と晴海を気を遣って学校では話さないようにしていたのに、晴海のために喧嘩をしたことで大笑いされる。
・告白の件も晴海が何故が知っていて「お前ってモテるんだな」とからかわれる。(今までは嫌味にしか聞こえなかったし、実際に女子たちから嫌味で言われていたが晴海からは嫌味には感じない)
・雪華は「あなたのほうがモテそうだけど」と本心から晴海に伝えるも、そんなわけないだろときっぱり言われる。
・雪華、少し意識するようになる。(雪華本人は「そんなわけない」と否定)
・今まで学校で話せなかった分、晴海と休日にお出かけすることに。出かける前からワクワク。眠れない。私、こんなんだったかなと不安になる。(晴海から「お前だから一緒に外出できる」と言われて勘違いしそうになる)
・当日。ショッピングモールへ。そこで晴海に着せ替え人形にされるも悪くない気分。一緒にいられて楽しい。
・楽しそうにガハガハ笑う晴海を見て好きを自覚。

急(大問題の発生と解決)
・雪華、自分の気持ちをどうしたらいいか悶々とする。
・そんななか、バレンタインデーに晴海から呼び出されてチョコか、それともまさか告白か!?と一人で舞い上がっていると「アメリカに行くかもしれねぇ」と言われる。
・病気の関連(晴海の病気に関連する研究をしている大学の偉い人がいて検査、治療などをしてもらう)でアメリカに行くかもしれない。どうしたらいいと思う?と聞かれる。もちろん、晴海のために行ったほうがいいと背中を押す。
・つらい
・数日の間、雪華は悩みに悩んでついに告白。行ってほしい気持ちと行かないでほしい気持ちがあると。
・やっと言ってくれたか、と晴海は笑顔。
・やっぱり好きだと確信
・気丈にふるまっている晴海から行くのは少し怖いと吐露される。同時に「アタシの帰りを待ってくれる恋人でもいたらなぁ」と目配せされる。
・告白。二人は恋人に。

・1年後。(2年生の3学期)になって晴海が帰ってくる。
・再会してハッピーエンド。


以降のスケジュールは4月25日に陸離なぎ、30日に雨隠日鳥のプロットを公開します。
お楽しみに!

月イチ企画3月号「三題噺(短編小説)」はこちらの記事より読めます!


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