さしろ

日常と非日常の狭間。心理学と綺麗なものと言葉が好き。小説なのか詩なのか殴り書き的な散文書きます。最近は性癖と犯罪心理学について色々と勉強中。

愛が終わる、恋が眠る

雨が降り続くから、怠そうな猫。 どんな夢を見るのだろう。幸せな夢だといい。好きなものに囲まれて、幸せな陽気の中まったりと過ごすような、優しくて幸せな夢。   夢を…

無味無臭の愛を探すこと

〝あなたじゃなければ愛したりしなかった〟 そんな一言を求めて愛を探す。 本当は知ってた。〝それは愛じゃない〟。 じゃあ何が愛なの?って、あなたは全身で問いかけてく…

あなたがしあわせで ありますように。

遠い昔に通い慣れていたであろう道を歩く。 何ひとつ楽しい思い出を覚えてはいないのに、押し寄せる郷愁。 あなたにも、そんな場所はあるだろうか。 少年時代、暑い夏の日…

淋しさからいちばん遠くで あなたと出逢えますように

「冬はね、どうしても淋しくなるんだ。これはね、僕の病気のひとつなんだけど誰もが理解してくれる、たったひとつの病気なんだよ。」 そう言いながら、彼は珈琲を口に運ぶ…

それが綺麗じゃなくたって 構わないよ

この人はどんな人生を歩んできたのだろう。 そう思わせる人がいる。使う言葉や、不意に見せる伏せた横顔だったり。洗練されている訳でも選択している訳でもない、ありのま…

人魚姫の歌声

深夜から振り続けていた雨が上がった。長い雨の夢から醒めた世界は、いつも通り動き始める。猫背の研修医が軽く会釈するのに合わせて、私も頭を下げた。  この場所に来る…